だいぶマイペースに振り返っておりますが、チェリまほの個人的振り返り記録・第3弾です。

ちなみに、今回振り返る第3話は、終盤の屋上のシーンに関して色々と綴りたいことがあって長くなりそうなので、前半と後半の2回に分けて振り返りたいと思います。

それでは、第3話前半編の振り返りです。

(※一応)まだ観てない方は、思いっきりネタバレなのでネタバレにご注意ください!


第3話は嬉しすぎて昇天しかける"フリーズ黒沢"からスタート。第2話でパジャマ姿の安達を目の前にしてフリーズして以来、2度目の黒沢フリーズ現象ですね。

無反応な黒沢に拍子抜けして『???』となってる間に、安達はエレベーターのドアの餌食に(笑)こういうコメディな要素、普通に笑えます。『予定あるならまた今度』と踵を返そうとする安達ですが、どっちにしろもう帰るのに、何故また職場の方向へ戻ろうとする??っていう(笑)このあたりは、安達のテンパリ具合がよく伝わってきます。


対する黒沢も焦って安達の腕を掴みますが『安達、痛くない?』と思わず確認したくなるくらい、結構しっかりグリップしてる黒沢。

『ちょっと待って!』とか言って、口頭で引き留めれば良いものを、言葉より先に手が出る黒沢。黒沢の必死さが伝わってきます。


しかし、チャラ後輩六角がカットインしてきて、安達の一世一代の行動は水の泡に。六角も悪気はないんだけどね(笑)しかし、安達のこの表情。

ホントに邪魔だったんだろうなぁ(笑)安達がここまで露骨に怪訝な表情するの初めて見た気がします。

しかし、何も知らない六角があまりに無邪気に映るぶん、余計に安達とのコントラストがエモく感じます(笑)


そして、六角が乱入してきた際に飛び出したのが、後にチェリまほの名言のひとつとなる六角の『あーいたいた!』です(笑)

最初見た頃は何とも思わないシーンでしたけど、スピンオフまで見終えてから、改めてこのシーンを観ると、ただただ笑いが込み上げてくるっていうね(笑)スピンオフの副音声を聞いてると、町田君を筆頭に六角のキャラってみんな好きな感じですよね。素直過ぎて発言がだいぶ失礼な時もある男ではありますが、確かにトータルで憎めない愛されキャラだなって思います。『あーいたいた!』っていうLINEスタンプ(もちろん音声付きで)を販売してくれたら、ちょっと欲しいかも(笑)


しかし"安達と食事に行ける"という夢みたいな時間を手に入れた矢先に、普通なら殺意すら芽生えかねない邪魔が入ったにもかかわらず、契約が取れたことを無邪気に喜ぶ六角を邪険にせず、瞬時に笑顔で祝福できる黒沢って、マジで神対応だなと感心しました。でも、その後の"一緒に飲みに行きません?"という誘いに対しては、さすがに笑顔が消える黒沢(笑)

まぁ当たり前ですよね。天国から地獄とは正にこのこと(笑)ちなみに、この場面は2人が困惑したところで終わってるけど、この後どっちがどう切り出して飲み会に行くことになったんだろう?とか思ってしまいました。黒沢ならスマートに断れそうな気もするんだけど。でもまぁ、黒沢が必死に断るとかえって安達が警戒する恐れもあるし、六角に怪しまれる可能性もありますからね(六角は"自称・名探偵"ですからね…笑)。この状況では仕方ない流れなのかもしれません。


しかし、安達と食事するチャンスを逃した黒沢の心中が穏やかなわけはなく…。

『あーツライ。ホントならば安達と"デート"してるはずだったのに

という落ち込んだ心の声が"デート"という言葉に驚き、思わずビールを吹き出す安達。

当然この場面でも、実際には心の声が聞こえていない状況で演技しているわけですが、ビールを吹き出すタイミングが絶妙ですよね。このあたりはホント凄いなぁと思います。


『俺めっちゃ勘違いさせちゃってる?』と焦る安達。しかし、安達に言いたい❗️これまで散々黒沢の心の声を聞いてきたわけだから、食事になんて誘ったら、黒沢がこのくらい舞い上がりかねないことは予想出来ただろ??と(笑)でも、僕が思うに、黒沢が"デート"って言い方をしたのは『もしかして、ちょっとは脈があるかも?』みたいな勘違いをしたのではなく、安達の気持ちがどうであれ、黒沢にとっては"安達と2人きりで出かけられること=それはもはやデートと同義"っていうか、それだけ特別なものとして捉えてるだけの話だと思うんですよね。だからこの段階では、必要以上に警戒する必要はないんじゃん?って思ったのですが"自称・恋愛偏差値Fラン"の安達からしたら"デート"なんて言われ方をすると、かなり踏み込まれた感じがしたのかもしれないですね(笑)でも、黒沢の気持ちを知った上で、安達自身が"このまま黒沢を放って置くことなんてできない"って判断をしたわけだから、そんな簡単に怖気付くなよ!と、ちょっと思ってしまった(笑)まぁ、そういうところも引っくるめて安達なんだけども


2話で柘植が言っていた『自分自身が相手をどう思っているのか、どうなっていきたいのか』という問いかけに対して、安達の答えは結局どうなったのか??って考えた時『黒沢のことをこのまま放って置くなんて出来ない』ってことだけは、安達自身もなんとなくわかり始めてきたものの『安達は黒沢とどうなっていきたいのか?』っていう肝心な部分に関しては、まだ答えが出ていないわけですからね。ついつい焦って逃げたくなるのは、無理もないのかな?結局は、黒沢から食事のリベンジを切り出されそうなことを察知して、慌ててトイレへ逃げる安達。その時の黒沢のこの表情。

切なさが止まらない表情…。


"結局また逃げて。何やってんだ。何がしたいんだ…"と自問自答する安達。悩んだ安達は、"自分自身がわからない"と、柘植にLINEを送ります。この時、LINEの画面が映りますが、安達がメッセージを送る前に、柘植が『何度もいうが、人生観変わるぞ』というメッセージを送っていることがわかる。

『本当に苦しくなったら…』の後が切れててわからないんですが、一体柘植は何って送ったのだろう?第2話の居酒屋での会話の流れが続いているとすれば『本当に苦しくなったら猫を飼え』とか、そんな感じだろうか…??そんな時、柘植の家へ宅配便を届けにくる湊。チェリまほでこの2人のツーショットシーンはこの場面が初。そして、この時のやりとりで、柘植は自らも魔法使いになっていることに気付くのでした。

トイレから戻ると店の入口で六角と遭遇。ここで六角に肩揉まれる時の安達、めっちゃ可愛くないですか?ここの安達、僕好きです(笑)
可愛すぎて"どっちが後輩だよ"と思ってしまった(笑)そして席に戻る道すがら、安達は魔法の力で、六角がただのチャラ男ではなく、意外にも周囲の気持ちを考えられる気配リストな一面があることを知ります。安達は気を利かせてコンビニに案内してほしいと言いますが、代わりにコンビニへ走ってくれる六角。その後ろ姿を見て『やっぱりアイツすっげぇいい奴だわ』って安達は言ってたけど、外の空気を吸わせてあげようって咄嗟に思える安達も『やっぱすっげぇいい先輩だわ』と思いました(笑)

そして、場面は再び魔法使いとなった柘植先生の部屋に。動揺した柘植は『童貞 魔法使い』とググっている。自分が気になったことはわからないままにしない柘植らしさがよく表れている描写だなと思う(笑)そこへ、再度届け忘れていた荷物を持った湊が登場。うどんちゃんを見て反応を示す湊。どうやら湊はうどんちゃんのことを知っているらしい。この場面でうどんちゃんが"うどんの箱に入って捨てられていた"という悲しい生い立ちと"名前の由来"が明らかになる。てか、その時のダンボール箱がまだ玄関にあるってどういうこと(笑)?第2話で、安達がうどんちゃんの写真を見て『大きくなったなー』って言ってたから、うどんちゃんは昨日今日拾われてきたわけではなさそう。とすると、思い出の品だから捨てられずに取っているのだろうか。だとしたら、柘植ロマンチストやん(笑)その後、名前の由来を聞き『テキトーかよ』と呟く湊。まぁ、テキトーっちゃテキトーだけど、ありがちっちゃありがちな名前の付け方って気もした(笑)捨て猫を拾って可愛がっているという柘植の一面を知り『なんだこの人めっちゃいい奴じゃん』と、湊の柘植に対する好感度が上がる。公園にいたうどんちゃんの姿を見かけなくなり、心配していたという湊。湊も親友の六角同様、一見チャラいですけど心優しい男ですよね。そのギャップに、柘植のハートは射抜かれてしまうんだろうなぁ。『可愛いがってもらって良かったにゃ〜』という湊の心の声に、柘植先生のキュンが発動!!

声に出してキュンって言う人初めて見たけど(笑)その後、帰り際にうどんちゃんに手を振る湊。個人的に、赤楚君がこの仕草をやったら(ここではあえて安達とは言いません)確実にキュンとするなと思いました(笑)湊なのでそういう感情は起きなかったものの、客観的に見て可愛いシーンだなと思いました。思わず手で口を塞ぐ柘植先生。

その後の動揺したリアクションといい、この辺りの柘植らしい反応は笑えます(笑)

安達の動揺したリアクションはカワイイんだけど、柘植の動揺したリアクションはなぜか笑える。どちらもこのドラマを面白く見せてる重要な要素だなって思います。


そして、トイレから戻ってきた安達を待ち受けていたのが王様ゲーム。王様からの命令は3番(黒沢)と6番(安達)がキス。安達は思わず『いやいやいやいや、男同士ですよ』とリアクションする。

まぁストレートの男なら誰でもそういうリアクションするだろうなぁとは思ったけど、改めて『キスは異性とするもの』っていう世間の暗黙の常識を思い知らされるシーンでもあるなと思いました。そして、この時の安達のリアクションを見て、黒沢は"男同士でキスなんて、やっぱ安達は嫌だよな"と改めて痛感させられたんじゃないかなと思う。拒否る安達に対して『安達君ノリ悪いんじゃな〜い』という女王様。『ノリとか知らんわ。こちとらファーストキスなんだぞ』と心でつぶやく安達。そんな安達を見て『みんなちょっと飲み過ぎじゃない?』と黒沢が助け船を出しますが、完全に暴走する女王様。状況を汲んで『さっさとやっちゃおう、ゲームだし』と安達の肩に手をかけ顔を近付ける黒沢。

ビビる安達は明らかに体に力が入ってるし、表情も険しい。

そんな安達の様子に気付く黒沢。どこまでも安達の嫌がることはしないこの男は、唇を回避して安達のおでこにキスをする。

その瞬間、安達は黒沢の心の声を聞く。

『ごめん…。』

という切ない心の声を。その切なさが表情に滲み出ているように見える黒沢。そして、そんな黒沢の心の声を聞き、少し動揺したような表情を見せる安達。

このキスシーン、切なさも手伝ってすごく美しいシーンですよね。黒沢はキス顔も完璧で、さすがモテオブモテだなと思います。その後『ちょっと電話』と言って、席を立つ黒沢。同僚から『黒沢怒ってんの?』と言われ、黒沢は『怒ってないですよ』と笑って返していたけど、背を向けて部屋を出ようとした瞬間の表情には、明らかに怒りが混じっているように見えた。

そして、安達もそんな黒沢の表情を見逃してはいなかった。黒沢と入れ替わるように、コンビニから帰ってきた六角。微妙な空気感を察した六角は、その原因が王様ゲームだと知ると『王様ゲームとかマジ時代錯誤過ぎて引くんすけど』と一刀両断。周りはみんな年上なのに物怖じせず、良くも悪くも自分の気持ちに正直に物を言う六角って凄いなと思わされる瞬間でした。藤崎さんも思わず『見直したよ』って六角のこと褒めてたけど、ってことは"今までやっぱり見くびってたんですね"って思っちゃいました(笑)そんな中、キスする瞬間の黒沢の心の声、席を立つ時の表情を受け、考え込む安達。やっぱり黒沢のことを放ってはおけない安達は、黒沢の後を追って席を立ちます。


第3話の振り返り前半編はここまでにしたいと思います。いつもいつも長くなりがちな自己満振り返り記録ですが、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました🙇‍♂️次回は第3話後半編を振り返りたいと思います。