↓↓↓妻の記憶・記録より↓↓↓

12/12 2:30頃 病院からの呼び出しがあり、息子と行く。病室は転棟して集中治療室になっていた。

・1時頃 意識がもうろうとして危険な状況になる。

・脳を調べたが影はない。

・てんかんと思われるので、てんかんの治療をした。

・明日には麻痺がなくなってくるだろう。

この時、人工呼吸器(マスク)がつけられていた。

同日 15:00頃 病院に行く。

 ・容体は明らかに悪くなっている。

 ・声が出ない。

 ・呼吸器(マスク)を入れてあるために口の動きもわかりにくい。

 ・下痢から末端神経に異常をきたすことがある。けれども、普通はこのように進行が早くないので、脳に何かないか引き続き見たい。

同日 18:00頃 医師の話

 ・脳梗塞で入院し、その治療をしていたが、昨晩てんかんをおこし、調べなおしたところ梗塞に見られない。てんかんなら、麻痺が今日にはなくなってくるものと思い、呼吸器を外そうとしたら、自分で息ができていない。これから他の先生と相談して原因を探していくが、今のところ解らない状態。

12/13 医師からの電話

 ・おそらくそうだろうと言う病気がある。確認したいので、ご主人が下痢で行ったクリニックを教えて欲しい。

  それによって、ガンマグロブリン治療をするから同意が欲しい。

同日

 ・「話ができない」と、あいうえおカードで言う。

12/14 午前中クリニック

 ・入院先の病院から問い合わせがあったと聞く。

・カンピロバクターが検出されたと報告を受ける。やはりギランバレー症候群に違いないと思う。

12/15 長女と病院に行く

 ・なかなか意思の疎通ができない。

 ・長女が最後に声をかけると「ありがとう」と口が動く。

12/16 主治医が変わったと伝えられる。

12/17 13日より五日間のガンマグロブリン治療の区切りの日。

    主治医の説明を受ける

 ・カンピロバクターにより、抗体が間違って自分の体を攻撃して身体中の末梢神経がやられた。

 ・ギランバレーは予後良好とされているが、10パーセントの人は重篤であり、その中に入る。回復しても良くて車椅子生活、人工呼吸器は外せないかもしれない。

 ・人工呼吸器は今は外付けだが、それをつけているのは限界。のどに炎症をおこしたり、肺炎になったりすることも考えられる。のどにメスを入れ、直接取り付ける方法に変える。気管支切開の手術は近々おこなう。

 ・のどに穴をあけた呼吸器は、取ることができるようになったら、自然に穴はとじる。

 ・呼吸器をつけている間は声を出せない。

 ・ガンマグロブリン治療をもう一回やる。

 ・自律神経がやられている。血圧の変動がある。

12/19 喉を切開し、呼吸器をつける。

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