「お(めえ)さん、                                       それを言っちゃお(しめ)ぇよ」

寅さんに諭されて

下げようと思う頭に

初夏の風が撫でる

 

 

乳母日傘で育っても          

しばしば飲んだ苦い水

それでも曲がらず折れず

歩きとおせた幸せを

ひとり頷いて床の中

 

===今回でひとまず休止します。再開の時まで。