笑福亭笑利❶牧師が本音をぶちまける新作落語【神に誓って】は、何故ここまで受けるのか❓
笑福亭笑利
1983年10月生まれ。
2003年、NSC大阪26期生❗️(20歳)
2014年、笑福亭鶴笑、弟子入り❗️(31歳)
⚫︎2022年2月、繁昌亭の【落語とビジュアルアートのアニュアーレ】の落語部門・初代最優秀賞(三題噺王)を受賞❗️賞金は、5万円❗️
🔴今日は、2022年4月23日に開催された【仁智の笑いのタニマチ】でトップバッターとして演じた笑利自作の新作落語【神に誓って】❗️の紹介です。
【離婚式をテーマ】にした新作落語で、トップ出番なのに、かなり受けていた❗️
私は今、新作落語を演じる若手の上方落語家に興味を持っていて、
🟢奇抜な桂米輝❗️
新作をどんどん作っている桂三実❗️
ユニークな発想の新作をやっている笑福亭笑利❗️
詩人でありながらへそ曲がりな新作もやる笑福亭智丸❗️
三題噺ほかオカシなストーリー落語を作る月亭希遊❗️などに
注目してる。
🟠他にも、九州で活躍している月亭太遊、
日常をテーマにした新作を作る桂あおば、
女性をテーマにした新作をやる月亭天使、
元気になれる新作を演じる笑福亭笑金など、
大阪には、新作をやる若手落語家は、たくさんいる❗️そして、なかなか面白いのだ❗️
今日は、その中で、
人形落語で名高い鶴笑師匠の弟子、
笑福亭笑利さんである。
笑利さんの特長は、【よしもとNSC大阪の出身】だということ❗️
11年間、NSCで、漫才などのお笑いを作り続け、
限界を感じて、落語界に転身した❗️
が、
笑い作りの点で、漫才などを作ってきたセンスを
落語の中で活かしている。
笑福亭たまさんがいう通り、最近、よしもとNSC出身者が落語家に入門したケースをちらほら見かける❗️そして、皆さん、笑い作りのセンスが良い❗️
上にあげた若手落語家の中でも、
NSC出身は他に、
月亭太遊など。
その上には、漫才コント師出身の桂三度、月亭方正などがいる。
中でも、桂三度は、
NSC出身だけでなく、
コント師であり、放送作家でもあった❗️
従って、桂三度の作る新作落語は、コント作家が作る入り組んだ人間関係【いき違いとか、勘違いとか】の話が多く、
人物の登場の仕方とか、整理の仕方に心を配って、
分かりやすいストーリーにして、
演じている❗️
それで、
⭕️笑福亭笑利の新作落語【神に誓って】に戻る。
これは、若いカップルの離婚式をテーマにしていて、
実は、離婚式をテーマにした新作落語は、
大阪でこれまでにもあった。
それは仲が良かった2人が結婚したが、そのうち意見の違いが出てきて、離婚に至る❗️
そんな流れの中で、気持ちの食い違いが生まれて、
2人が離婚し、離婚式をあげても、2人の言い合いは止まらない‼️
そんな【離婚式の新作落語】が、
普通の作り方だったが、
この【笑利さんの離婚式】は、
これまでの話と視点を全く変えている‼️
【結婚式をあげた教会の牧師が、
日本人に対して、日頃たまりにたまっていた怒りの感情をぶちまける】所が、
とっても面白かったです❗️
この新作落語の笑いのタネは、
【牧師の怒り】と【日本人の変なとこ】‼️
この2つです。