立川吉笑の冒険❷ 誰もやらない事をしでかすパイオニア精神に、乾杯❗️イベントCM落語【笑う手土産】が面白い❗️


6分30秒のCM落語「笑う手土産」。

元CMディレクターの私は、そのバランス感覚のセンスに魅力された。

手土産フェアの催事なのに、手土産を、ある種笑いものにして、商品もほめることなく、話の面白さで印象に残す手法。その新しさ。その実験精神。

だけど、大衆性も忘れていないサービス精神に。

才人と見た。


主催は、女性に人気のセンスいい雑貨セレクトショップ『ル・マガザン』。

ここが、「笑う」をテーマに、「手土産フェア」を開催し、このフェアの中で、明治25年創業の老舗青木光悦堂の商品をアピールするのに、《CM落語6分30秒》を作ったのだ。


立川吉笑が作ったCM落語のタイトルが、

【笑う手土産】だ❗️


八公〉横町のご隠居は、ここだな。こんにちわ、これ手土産です。大門素麺。(ご隠居/お前さんが私のために、うれしいじゃないか。どーゆーことで)

こないだご隠居さんにお世話になってるので、というのは表向きでね、ご隠居に手土産を渡すと帰りにもっといい物をくれるというので持ってきました。

(それ言っちゃダメだけどね。それにしても変じゃないか、ハダカだし、封が空いてるよ)

バレました?夕べ腹へったので、1束いただきました。(ま、気持ちだから、いただきますが)

熊さん〉こんちわっ。手土産を持ってきました。なんかご隠居に手土産渡したら、もっといい物くれるってんで、持ってきました。

つまらないものですけど、どーぞ。

(八っさん、つまらないものですけど・・・これが

手土産の渡し方だよ)

河原で拾った、ちょっと丸い石です。

(ホントに、つまらないじゃないか!)

がんばって、つまらないものを持ってきました。

(そーじゃないんだよ。本来、つまらないと言って、本当はいいものを持ってくるんだよ)

留さん〉こんちわ。金がないから、手土産渡して、もっといい物をもらいに・・・

(ハッキリ言うね)

つまらないですけど、ご隠居のお耳に合うものを

(それを言うなら、お口に合うものじゃないの)

お口に、じゃなくて、みやげ話を持ってきたので、聞いてください。

(うれしいね、どこに行った話かな)

駅前に行った話です。(ずい分と近いじゃない)

この前、駅前のル・マガザンに行ったんです。

フルーツ王国和歌山の果物を詰め込んだフルーツコンポートがズラッとありましてね。その脇に、コバコ「感謝」!

(それ、なんだい。もしかして、みやげ物の話じゃないか。みやげ話は、旅先の話だ。)

金さん〉あ、疲れた。手土産持ってきましたっ。

(ずい分な量だね。じゃ、お返しを渡そうか)

いえいえ。ドーンと買った商品の代金、ご隠居に付けてますから、全部払ってください。


完了。

よく出来ています。

擬古典落語の手法を使った見事な例です。

YouTubeで、見れます。