柚木麻子さんのBUTTERを読み終えました | 陽葵(ひな)のブログ
柚木麻子さんのBUTTERを読み終えました。
食べたい時に食べたいものを食べたいだけ食べる、
梶井真奈子の姿勢に惹かれました。
後半は梶井の寂しさと空虚さが見え隠れしますね。
前半は主人公の里佳とともに
梶井真奈子に陶酔し、
後半は一転、傷つけ破滅させることでしか
人と関われない梶井に憐憫さえ覚える。
作者さんは読者を引き込むのがうまいですね。
表紙の絵はきっと梶井真奈子ですね、
そんなかんじがします。
現在の社会情勢も考えさせられる一冊でした。