特別講演 シイタケ菌糸体 で免疫とQOLを改善
シイタケ菌糸体抽出物のLEMは、がん領域での有用性について研究が進められてきた。特にがん患者に特有の免疫抑制状態を解除する作用については、これまでにもすでに報告が行われている。
免疫細胞の中には、がんを攻撃するのにブレーキをかける免疫抑制細胞が存在する。がん患者では、この免疫抑制が進行しているため、単純に免疫を強化するだけでは、がんの増殖を抑えることができない。
この免疫抑制というブレーキを、どのようにしてはずすかが、近年のがん医療の重要なテーマになっている。そして、天然物由来のシイタケ菌糸体エキス(以下、シイタケ菌糸体 )にも、その働きが期待されている。
今回発表された研究は、大腸がん、肺がん、前立腺がんなど、さまざまながん種の患者さんを対象に、シイタケ菌糸体 を4週間摂取してもらい、QOLの変化を評価したものである。多施設で行われた研究で、対象者は68人だった。
その結果、QOLを改善することが確認された。層別解析では、特にⅢ期とⅣ期の患者さんで、QOLがよく改善しているという結果が出ている。また、化学療法受けていて病巣がある人、温熱療法を受けている人では、シイタケ菌糸体 を摂取したことが、QOLの改善に関連していることが示唆されていた。
どのような症状が改善しているのか、QOLの内容を見ていくと、身体症状の改善、特に疲労の改善において、LEMを摂取した人としなかった人で有意差が出ていた。
化学療法を受ける患者さんにとって、疲労はQOLを低下させる重要な症状である。LEMのこの働きは、患者さんにとって福音となると考えられる。
商品名:「シイタゲンα」小林製薬
小林製薬なので、安心・安全です!
わたしも摂取再開します^^
沼袋健太より