1)EGFR遺伝子変異陽性患者さんに朗報です!
イレッサ
タルセバ
ジオトリフ
に続き、
アストラゼネカ開発の「タルグリッソ」が、先月医薬品第二部会にて承認。
厚労省による保険適用承認が、4月下旬予定。
ゴールデンウィーク明けには、早い病院では、使用可能となります。
一番は、やはり、国立がん研究センター中央と東病院
がん研有明のようです。
北里大学病院も早いという情報もあります。
EGFR変異の患者さんは、まだまだ武器豊富です。
2)オプジーボ情報
オプジーボは、4回~6回投与して、SD、PRにならず、
進行傾向なら、効果なしです。
細胞毒性剤と違い、効果の無い場合は、全く効果がないことが多く、
速やかな判断と薬剤チェンジが重要です。
無治療と同じ状態ですから。
まずは、3回投与後がポイントです。
3回投与したら、きちんとした病院ならCTを撮影します。
進行傾向でももう1回は投与します。疑似進行(リンパ球集積の可能性
もあるからです)
しかし、4回投与後も進行(画像・採血結果・症状等全て)なら、
速やかな中止をすべきでしょう。
効果の出ていそうな患者は、継続。
20%の患者さんにとっては、オプジーボ単剤で生き抜く夢の薬剤と
なりえる治験データがあります。
*素晴らしい薬剤ですが、継続判断が非常に重要な薬剤でも
あります。
3)アバスチンを超える(効果のある)新血管新生抑制剤が、
近々承認予定です。これは、かなり成績がいいようです。
ただ、プラチナ製剤との併用のようですが・・
4)免疫チェックポイント阻害製剤は、
ペムプロリズマブ(メルク)が、国内でも承認間近です。
進行がん患者の皆さま、
まだまだ武器は続々と承認されます。
かわるがわる使用していけば、生き抜くことができます!
免疫力を高めながら、上手に新薬を活用しましょう。
沼袋健太より(キャンサーを生き抜く仲間の会)