こんばんは。
抗PD-L1抗体製剤と抗PD-1抗体製剤の違い、作用機序について、
簡単に解説しましょう。
1.免疫細胞の表面には、PD-1という表面抗体たんぱくが発現しています。
2.一方、多くのがん細胞には、PD-L1抗体というたんぱくが発現しています。
3.上記1.と2.のたんぱくが結合する状況にほぼなりやすく、
そうなると、
免疫細胞ががん細胞攻撃することに抑制がかかります。
つまり、全ての免疫細胞では無いにせよ、あてずっぽうですが、
60%以上の免疫細胞が、
活性化を失い、がん細胞を認識できなくなる、攻撃しなくなる、
という作用機序(イメージ)のようです。
4.そこで、
1)抗PD-1抗体製剤を点滴すると、免疫細胞表面にPD-1抗体たんぱくが
発現しなくなる、または発現が弱く成るため、
がん細胞表面に発現しているPD-L1抗体たんぱくと結合できなくなり
(インターロイキン10などの
悪玉サイトカインを放出できない)、
そのため免疫抑制解除がなされ、免疫細胞は一斉攻撃をがん細胞に
仕掛けることにより、がん細胞は、CR 、PR 、LONG SDとなる。
2)抗PD-L1抗体製剤を点滴すると、がん細胞表面にPD-L1抗体たんぱくが
発現しなくなる、または発現が弱く成るため、
免疫細胞表面に発現しているPD-1抗体たんぱくと結合できなくなり
(インターロイキン10などの悪玉サイトカインを放出できない)、
そのため免疫抑制解除がなされ、免疫細胞は一斉攻撃をがん細胞に
仕掛けることにより、がん細胞は、CR、 PR、 LONG SDとなる。
以上が、最強の進行がん、再発がん新薬たる、
抗PD-L1抗体製剤と抗PD-1抗体製剤の違い、作用機序です。
勇気と希望が湧いてくるでしょ!みなさん^^
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免疫細胞療法成功日記クンより