こんばんは。
表題について情報提供しますね。
樹状細胞は微量なので、採取が大変です。
1)効果的な採取方法は「アフェレーシス」という方法です。
4~5時間血液を機械に通し、何度も循環させ、樹状細胞を採取します。
6回投与分が一度で取れると聞きます。
あの瀬田クリニックもこの手法です。
アフェレーシスを採用している病院やクリニックのほうが、
効果的といわれています。
2)もう一つの採取方法は、100cc採血です。
患者さんへの負担が少ないことがメリット。
デメリットは採取量が少ない。
効果としては、1)が若干上回るでしょう。
※ちなみに私は、横浜鶴ヶ峰病院で2)を受けています。
3)樹状細胞療法の効果アップ重要点は、がん細胞のがん抗原ペプチドの
種類をきちんと調べ、
その人工抗原を樹状細胞に記憶させることです。
抗原ペプチドを調べずに、wt-1が最も多くのがん細胞に発現して
いるとかなんとかで、樹状細胞に記憶させ、培養し、
体内投与する手法がこれまで主流でした。
しかし、大きな落とし穴!!
最近の調査では、wt-1は10%の患者さんにしか、強く発現していない
ことが判明。
※従い、きちんと、ご自身のがん細胞に
発現している抗原ペプチドを調査することが重要です。
①wt-1
②muc-1
③her-2
④maje-1
⑤maje-2
ほかにもあるようですが、少なくとも5種類は調べ、
強く発現している人工抗原を 樹状細胞に記憶させるプロセスを
きちんと実施することです。
めくら滅法では効果は期待できません。
※ちなみに私のがん抗原ペプチドは調査したら、
muc-1が非常に強く発現してました。
wt-1は発現してませんでした。
ということで、私の場合は樹状細胞に人工抗原muc-1を記憶させ、培養し、
そけい部と右わきの下に皮下注射しています。
瀬田クリニックで、抗原ペプチドを調査できます。
*追伸情報です!:
EGFR遺伝子変異対象者第二世代(イレッサ、タルセバに次ぐ)
分子標的薬「アファチニブ(ベーリンガーインゲルハイム社)」
を日本でも7月に申請し、来年前半には認可されます。
つまり、イレッサ、タルセバで耐性ができても次があります!
いっそう「がんを生き抜く」時代へ突入ですよ^^
よかったですね^^
免疫細胞療法成功日記クンより