齢五十を重ね、日に日に強くなる思い。一体、自分は何を成し遂げてるのか。何一つだって遣り切れてはないのではないか。

大業の見込みあらばいつまででも生きるべし。胸奥に秘めた先人の言。果たして自分には大業を成し遂げる力はあるのか。そんな迷いが脳裡に交錯する。

結果の差は努力の差、成果の差は使命感の差。肝胆に染み入る教訓。しかし、この迷いは、きっと弱い自分を叱咤してくれている福音。

迷いあるところに果実は存在する。迷いは大自然の摂理、positiveな思いの裏にはnegativeな思いが共存する。


陰陽相俟って物事が生成され、進化する。そのための迷いなのだ。自らの行動を省察し、迷って迷って答えが出る。いや、与えられる。極めてsimpleに。Solution is simple, God is answering。