長男の初のヨーロッパ旅行。支度の買い物に同行。ワクワクしているのは私の方かも。ヨーロッパには妻と初めて行った。宿泊先もきっちりと決めずに渡航。毎日が緊張ドキドキの日々。甦る想いに浸る。未来を見つめて生きろとは言うものの、やはり過去の想い出は突如としてやって来る。virtualな世界が喧伝されてはいるが、実は人間は太古からvirtualを楽しんでいるではないか。もしも現在の五感で感じるものだけをrealというのなら、それこそ人間の浅薄な仮想つまりvirtualそのものだ。長男にカバンの値段を突きつけられて、virtualであってほしいと思った夏期休暇最後の日。