階級闘争史観について | コラム

階級闘争史観について

支配階級である武士が、被支配層である農民などを抑圧していた。
という、よくある紋切り型の階級闘争的な歴史観はあまり好きではない。

確かに、これは間違いではない。

が、正解でもない。

藩によって全く違う。

領民に酷い事をしていた藩もあれば(島原が有名。石高に到底、見合わない豪華な城を建築し、農民に重い年貢を要求、それが払えない農民を監禁したり、蓑を着せ火をつけるという[蓑踊り]なる残虐行為をした。)

逆に「この藩は上にいくほど貧乏」と他藩人に言われていた、上杉鷹山が藩主だった米沢藩の例もある。

さきほど、藩によって違うと書いたが、藩主によっても違う場合もある。

普通に統治していた藩の藩主が変わり、よくなったり、酷くなったりした例も存在する。

ロシアの領主と農奴の関係のように、武士階級が農民を抑圧していた、という単純な構図では割りきれないのだ。