フジvsライブドアのこと | 因果倶時

フジvsライブドアのこと

いい加減論じられ飽きたネタではあるけど、少し思ったことがあるので。

まず第一に、この話を倫理的に「いい」とか「悪い」とかいう話で括る人が多いけど、この話しは誰かに迷惑がかかったり、何かの犯罪ではなく、れっきとした企業間の経済戦争なんだからそんなことどうでもいいと思う。戦争にはルールなんか無いわけで、じゃあ、堀江社長が事前に裏工作をしておけば話が通ったのか?といわれるときっと、NOでしょう。

第二に、フジの経営陣は真面目にライブドア参入による経営効果も検証するとかそういう対応を練っているのか?と言いたい。
非常に感情的な対応で、フジのほうが年食ってる経営陣の割りに対応が大人気ない。
サラっと受けて受け流し、裏ではガッチリ防御固めてますよ、的な対応とって欲しいもんだ。
堀江社長と真面目に話しをして真意を引き出してみればいい。一般向けには話していないことがきっとあるはず(なければお笑いグサだけど)。
きっと面子があってノコノコ話しを聞きにいけないんだろう。

第三に、メディアとネットの融合とか言われているけど、何が変わるのか?堀江社長はここのヴィジョンをはっきり示していないし、僕はチンプンカンプンだ。消費者は何を求めているのか?プロが作る金かけたコンテンツなのか?個人が発する草の根コンテンツなのか?どちらでもないでしょう。要はその時・その場所に適った優良コンテンツを視聴したいだけ。プロのコンテンツと草の根コンテンツはちゃんと住み分けがされるわけで、フジ側も命削って作っている番組の価値が無くなると(とは夢にも思っていないと思うけど)慌てる必要もないわけです。フジという会社の使命は「優良な番組を提供すること」であって、それを「どういう形で提供するか」は本来どうでもいいはずと思う。