究極のエレクトロニクス商社 | 因果倶時

究極のエレクトロニクス商社

デル・コンピュータという会社;世界No.1のコンピュータ会社として認識されているが、なんと特許は20件しか持っていないんだって。

最近友人にもらった本;著者: 増田 茂タイトル: 覇者の条件―21世紀次世代eビジネスに向けて をいまさら読んでいて驚いた。

著者はこの会社のことを、「完全に営業の会社」と定義している。

僕もデルという会社をなんとなく誤解していた、メーカーのように。

でもよく考えてみたら確かにそうだ。あの会社にはオンライン直販によるBTO、大量にさばける市場に低価格品を大量に売りさばくという販売戦略以外、よく考えたら何もないじゃないか。

販売命なんだけど、実際の販売は営業部隊が担うわけではなく、ホームページが販売の前線となる。社内では商品企画だけを行う。
これって、もしかして実は究極のエレクトロニクス商社?

それにしてもデルで商品企画をする人たちって、一体どんな気分で商品企画をしてるんだろう。クールなものを作ろう、ってのとは余程違う世界なんだろうなぁという予想はつくけど。