下町コント:長屋の住人(2) | 因果倶時

下町コント:長屋の住人(2)

今日はネタも無いので、隣の長屋の話の続き。

で、長屋では今事件が進行中だ。

1階に住む勝手放題なオバサンと、2階に住むうるさ型の独身のオジサンとの間に戦争が勃発しているのだ。

この前も朝起きたら朝っぱらからケンカ;
(なにやらオバサンは出掛けるらしい)
(ドアを開ける音を聞いたオジサンが2階から)
「奥さん、今日はゴミの日じゃないんですよ」
「なんでしょうか?」
「ゴミ捨て場にゴミ出してるでしょ? 今日はゴミの日じゃありませんよ」
「知ってるわよ。だけどゴミ出さないと家に虫が出るでしょ。しょうがないじゃない」
「奥さん、共同生活なんだからルールは守らないと」
「だってしょうがないじゃない!」
「ちゃんとやって下さいよ!」
「やってるわよ!」

、、、オバサンはそのまま出掛けてしまったのであった。

ある時期、オジサンは暫く長屋の共同の塀を自分で一生懸命修繕していた。
もともと大工さんだということだ。
オジサンは何日かかかって塀を修繕した(俺って偉いよ)。

数日後、目が覚めると、大工が入っていた。
古い塀は壊され、新しい塀に立て変わっていた。
1階のオバサンが大家に塀のことで文句を言って、変えさせたという噂だ。

先日オジサンが突然うちにお土産を差し入れてきた。
うちの家の人間はよく挨拶してくれるので、、、という理由らしい。
しかし話題は突然「あのクソババァ」の話になり、滔々とグチをこぼされたお義父さんはかなり辟易したそうな。

我々一家はその滑稽なほどベタな近所ゲンカ振りに実は隣でヒソヒソと噂しては爆笑している。
(性格悪い?)