教師は子供を信じろ、誇りを持て | 因果倶時

教師は子供を信じろ、誇りを持て

小学校2年生の時、休日に学校に業者が体操服を販売に来ていたら、売り物の体操服が盗まれたことがあった。
次の日、私は担当の教師に呼ばれ、いきなり犯人扱いされた。
当時の同級生の子供が最初に捕まったのだが、何故か当時仲良しだった私を共犯に仕立て上げたのだ。犯人は二人組みだったらしい。
学校の授業も出られないまま、延々と職員室で「正直に言いなさい」と私は言われた。その友人は隣に立っていた。感覚的には1時間もたっただろうか、いい加減責め続けられることに疲れた僕は、その時大泣きしながら「やりました」と言ってしまっていた。教師は「もういいんだよ。正直に言ったから」と言った。

妻は子供のころ、工作の授業でなかなか課題が完成せずに、一人居残り作業をしていたところ、先に教師が帰ってしまった。何か家で子供の世話を見なければいけなかったらしい。しかし、一人遅く帰ってきた娘の証言を聞いた親は、学校に怒鳴り込み、子供が一生懸命先生に言われて残っているのに先に帰るのは何事かと教頭に談判した。次の日、恐縮した教師は、「すいません」と謝罪した後、妻がやるべき工作の課題を手伝い、ついには殆ど代わりにやってしまった。その課題は賞までとってしまった。

いつ思い出しても腹の立つエピソードだ。
それで上のタイトルになる。