女性ホルモン「リラキシン」の影響
妊娠をするとリラキシンという女性ホルモンが増えます。
リラキシンとは、子宮弛緩因子とも呼ばれ、関節やじん帯を緩める作用があります。
生理時の経血をスムーズに排出したり、分娩時に赤ちゃんが産道を通り抜けるために必要なホルモンです。
リラキシンは、妊娠初期から分泌され、産後1~2ヶ月で分泌が終わります。
医学的にリラキシンの分泌期間は所説あり、産後2~3日で止まるとも、6ヶ月くらい続くともいわれています。
リラキシンの影響で、全身の関節やじん帯が緩んだ状態が続きます。
緩んでいる間は、筋肉が身体を支えるため、全身の筋肉が疲労します。
なかでも、骨盤周囲の筋肉は出産のために疲弊していることから、身体を支えきれなくなり骨盤が歪みやすくなるのです。