骨盤とは医学的には「腸骨(ちょうこつ)・恥骨(ちこつ)・坐骨(ざこつ)を合わせた総称の寛骨(かんこつ)と仙骨(せんこつ)・尾骨(びこつ)からなる部分」と定義されています。ちなみに、骨盤内の関節としては仙骨と腸骨をつなぐ仙腸関節部分が可動域としてあるのみです。つまり、骨盤自体はそもそも可動性が低いため、骨盤の変形は妊娠や怪我などで外から強い力が加わるといった特殊な状況でない限りほとんど起こることはありません。
その1 体型が改善される
骨盤が歪んでいると、内臓が正しい位置に収まらないため、お腹がプックリと出た幼児体型になりやすくなります。また、代謝も悪くなるのでダイエットをしても痩せにくく、太りやすい体になってしまうのです。骨盤矯正をするだけで、自然に痩せたという人も多く、産後の体型維持という点でも非常に効果的だと言えるでしょう。
その2 体の不調が改善される
骨盤矯正をすると、内臓が正しい位置に戻って血行が促進されるため、冷え性や便秘などの体の不調が改善されやすくなります。また、姿勢もよくなるので肩こりや腰痛の予防・改善にも効果的です。
その他、骨盤矯正によって生理痛が改善されることも多いですし、代謝アップで体重が減った結果、体が軽く、動きやすくなったという人も少なくありません。
その3 更年期障害の予防
骨盤のゆがみは、更年期障害の症状を重くするともいわれています。骨盤が歪んでいると、内臓が下がって体に不調が現れやすくなり、自律神経の乱れを招きかねません。
その4 出産が骨盤矯正のチャンス!
出産のときは、赤ちゃんが産道を通りやすくするために、骨盤が開きます。そして、開いた骨盤は1~2ヵ月かけてゆっくりと元の状態に戻ろうとします。この時に、しっかり筋力がついていないと骨盤は正しい位置に戻りません。
しかし、普段の歪んで固まった状態から骨盤矯正を行うよりも、産後の緩んだ状態正しい位置を保ちやすくなります。そのため、出産が骨盤矯正のチャンスだと言われるのです。
骨盤矯正は、できれば専門知識を持つ接骨院などに通って行ったほうが正しい位置に矯正してもらえます。
また、骨盤が動きやすい産後1カ月以内に始めるのが理想的でしょう。
なお、妊娠・出産による腰痛やむくみの改善効果も期待できます。
本当に悲しい・・・。
他店で産後骨盤矯正をしたが、開いた骨盤が戻っていない人があまりに多い。
整体やカイロプラクティック業界の信用低下につながっている。
ウソではないが ごまかし の産後骨盤矯正があまりに多い。
骨盤矯正は2種類ある。
①骨盤を矯正して姿勢をただす産後の骨盤矯正 (姿勢を戻す)
②開いた骨盤を閉じる産後の骨盤矯正 (体型を戻す)
この意味は全然違う。
①骨盤矯正の見極め方(姿勢を戻す骨盤矯正 )
case1 生活習慣にともなう骨盤の歪みを矯正しましょう。
出産による生活習慣で歪んでしまった骨盤を元の位置に戻す矯正
②産後骨盤矯正の見極め方(体型を戻す骨盤矯正 )
case2 出産にともなう骨盤の開きを閉じる矯正をしましょう。
赤ちゃんが産道を通るときに開いた骨盤を元の位置に戻す矯正。
どちらも非常に重要なのですが、私のところに来られる方は開いた骨盤を矯正してもらいたいのに、姿勢を正す骨盤矯正に行ってしまいがっかりしている人が多いです。
ブログなどでも多く見受けますが、産後の骨盤矯正を検討される方ぜひ参考にしてください。