夜の海底からでも自分の船の位置を判り易くするために、船の灯りは点けたまま潜っている。先日もこのブログでこの灯りにイカが集まり、浮上前に晩酌のつまみ用に獲ってくるお話をご紹介したが、当然小さなお魚も集まってくる。まぁ、このお魚を目当てにイカが集まってきている訳だ。この小さなお魚、種類は良く判らないがグルクマの子供とかとかキビナゴなどの所謂「ヒカリモノ」系が多い。それが船の真下で一つの丸い塊になって群れている。「ヒカリモノ系」だけに船からのハロゲンの灯りを受けてキラキラ、水中からは俺の電灯の光を受けてキラキラと一つの塊のまま漂っている。その様子はまるで「ミラーボール」のようだ。しかし動物がこんなに光を反射する身体をもっているとは不思議である。そーいえばそろそろ太刀魚も出現する季節である。こいつのピカピカ加減はもっと凄い。水中で出会うと電灯の光をレーザービームのように反射する。顔つきも怖いのであまり出会いたくないお魚である。