トレモロの名曲《アルハンブラの思い出》:フランシスコ・タレガ - トレモロの傑作 | SHOGO KUBO ギター教室 渋谷・クラシック・アコースティックギター

トレモロの名曲《アルハンブラの思い出》:フランシスコ・タレガ - トレモロの傑作

 

(スペイン語: Recuerdos de la Alhambra)

 

 

タレガはスペイン グラナダにあるアルハンブラ宮殿を訪れた際、その印象を元に作曲しました。

 

アルハンブラとはアラビア語で「赤い城塞」という意味です。

 

 

 

アルハンブラ宮殿の歴史

 

イベリア半島(アル=アンダルス)最後のイスラム王朝・ナスル朝の時代の建築。

 

イスラム教ナスル朝は11世紀前半に始まった、キリスト教徒の国土回復運動であるレコンキスタによって滅びることになります。

 

アルハンブラ宮殿は、イスラム=スペイン(アル=アンダルス)の 最後の象徴でした。

 

 

 

 

アルハンブラ宮殿の見どころ

 

最も有名なのは、王たちが住んだ宮殿部分。

 

 

 

ライオンの中庭

 

ここは、王以外の男性は立ち入り禁止のハーレムだった場所です。

 

この庭に面するバルコニーで音楽を奏でる楽士たちは、ここでの様子が見られないように、皆目をつぶされたと言われています。

 

また、この中庭は悲劇の舞台。

 

豪族アベンセラヘス一族の長男が王の愛人と密通し、王の逆鱗に触れ、アベンセラヘス一族は惨殺され、中庭まで血で染まるほど凄惨な処刑が行われました。

 

 

 

 

 

アルハンブラ宮殿の周辺

 

 

アルハンブラ宮殿の周辺には、アルバイシン地区があり、イスラムの町並みが残る地区で、白い壁の家や狭い路地が特徴です。

 

ここからは、アルハンブラ宮殿の眺めが最高です。

 

日が暮れてくると、どこからもなくフラメンコ音楽が聞こえてきます。

 

スペインを訪れるイスラム教徒たちは、このアルハンブラを他の誰にも増して特別な気持ちで見ると言います。

 

 

 

 

《アルハンブラの思い出》曲の構成と解説

 

 

 

《アルハンブラの思い出》は、 短調の主題、対位法的な展開、長調の中間部、そして 静寂の最終部分で構成されています。

 

 

主題:イ短調

 

展開:イ長調

 

主題の再現:イ短調

 

最終部分第3部 : 抒情静寂

 

 

 

 

トレモロ基本 練習方法

 

 

トレモロは、親指を含めて全ての指(p, a, m, i)を1弦のみで練習してみましょう。

 

実際の演奏ではアルアイレを使用しますが、音量を上げる練習のために、トレモロをアポヤンドで練習することをおすすめします。

 

それぞれの指が均等に音を出せるように練習しましょう。

 

初めはゆっくり、音作りから入りましょう。

 

 

 

 

 

 

最後に

 

 

 

この曲を聴くと、まるで自分がアルハンブラ宮殿を訪れたかのように、その魅力に引き込まれます。

 

ぜひ機会があれば訪れてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

詳細は:

 

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Suerte!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GUITARIST

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