読みの技法 私の序盤研究方法 研究フォルダ公開 | 将棋・序盤のStrategy ~ 矢倉 角換わり 横歩取り 相掛かり 中飛車 四間飛車 三間飛車 向かい飛車 相振り飛車 ~

将棋・序盤のStrategy ~ 矢倉 角換わり 横歩取り 相掛かり 中飛車 四間飛車 三間飛車 向かい飛車 相振り飛車 ~

オールラウンドプレイヤーを目指す序盤研究ブログです。最近は棋書 感想・レビューのコーナーで、棋書の評価付けもしています。

こんにちは。

今日はもう少し時間が取れそうなので、
私が普段どうやって序盤研究しているかを公開してみます。

「知らなくて良いよ」って人も多いでしょうけど(笑)
こんな人がブログを書いているんだなー、って事で・・・

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元々は振り飛車党だったんですが、
いわゆる「力自慢」の振り飛車党では無かったです。

割と予定通りの形で戦って、
負けても勝ってもデータを積み重ねていく感じの、
言わばひ弱いタイプの人間でして・・・

データ管理は柿木将棋 で行っています。
何かあったら棋譜ファイルにして取っておきます。
忘れっぽいのでね(笑)

柿木将棋歴は結構長いですねぇ・・・
東大将棋も持ってるんですけど、バージョンは古いです。

最近になって、居飛車も指すようになったんですが、
何かあったら棋譜ファイルにする姿勢は特に変わらないです。

デスクトップに置いてある「将棋」というフォルダを開けると、
中はこんな感じです。

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それぞれの戦形で分かりやすいように、
フォルダを分けています。

「その他」フォルダには、
分類しづらいものや、奇襲めいたもの、
駒落ちなんかが入っています。

主戦場である「居飛車 対 振り飛車」「相振り飛車」フォルダは、
ちょっと生々しすぎるので(苦笑)
今回は「相居飛車」フォルダを開けていきます。

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「将棋」フォルダと特に変わりは無いですね。
各戦形でフォルダを分けてあるだけです。

「相居飛車」フォルダの中身は大した事が無いので、
どれを公開しても大差無いんですけど、
とりあえず「矢倉」フォルダを開けてみましょうか。

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急に気持ち悪い事になりましたね(笑)

まぁ、基本的にやってる事は変わらないです。
フォルダを戦形ごとに分類して作ってるだけなので・・・

この中から、
仮に「▲4六銀・▲3七桂型」フォルダを開くとこんな感じ。

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KIFファイルが出てきました。
これを柿木将棋で開くと、棋譜を見る事が出来ます。

「プロ棋譜」フォルダの中には関連したプロの棋譜が、
「棋譜」フォルダの中には私の棋譜が、それぞれ入っています。
(大体想像出来ると思うので、画像は割愛します。)

他の戦形も大体同じようなことになっていますね。
振り飛車関連はもう少し細かいですけど・・・

(どう細かいかと言うと、上画像のKIFファイル名が、
そのままフォルダ名になっている感じです。
フォルダの階層が1~2個多いのを想像して頂ければ・・・)

なお、ファイルのサイズと更新日時は伏せさせて頂きました。
どの戦形をどのくらい研究しているかがバレてしまうので(笑)

記事を書く時は、
こういった研究ファイルやプロの棋譜を開きつつ、
書棚から数冊関連棋書を引っ張り出して考えています。

良く分からない戦形を考える場合は、比較検証に約1時間、
そこから更に新しいアイディアを検証する場合はもう1時間プラス、
・・・という感じですかね。

時間が無いと研究記事が更新出来ないのは、
この辺りに理由があるんです(と、言い訳しておく:笑)

元々良く知っている戦型であれば、
この2時間は必要無いんですけどね(笑)

まぁ、少なくとも、
ブログを書いているから研究をしているのではなく、
元々研究好きな人がブログを書いているって事は、
ここまで読んで頂ければ伝わるんじゃないかと思います。
(気持ち悪い人だ、って事も同時に伝わったと思いますが:苦笑)

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ここまでが「研究方法」ですが、
具体的にどうやって、どこに向かって研究するかって事も時折聞かれるので、
ざっと書きますが・・・

私の場合は、
①過去の研究経験から、その戦型のあるべき姿を模索する。
②一直線の変化を研究し、ダメならどう妥協するかを検討する。
という2パターンで考える事が多いような気がします。

①と②は密接にリンクしていて、
一直線の変化を知っているからこそ、その戦型のあるべき姿が分かり、
どう妥協するかを検討する際も、その戦型のあるべき姿で妥協する、
という考え方をする事になります。

例えば、一般に「一直線にしてはいけない」と言われている右玉ですが、
じゃあ、どのように受けに回るかと考えれば真理の追究になります。

「受ける」と一言で言っても、「受け止める」や「受け流す」があります。

「受け止める」を選びすぎると、一局の流れも止めてしまう可能性があり、
「受け流す」を選びすぎると、相手からの攻めが致命傷になる可能性があります。

この場合、「受け止める」と「受け流す」の割合を導き出すのが、
世に言う大局観という事になるんでしょうね。

しかも、右玉全体で割合が固定されている訳ではなく、
各局面で割合は変化していきますから、
私の考えでは、「研究の醍醐味は大局観の発見にある」と言っても
過言ではないのです(個々に考えはあるでしょうが)。

その点、相居飛車系統の将棋は、まだ手順を追うのがやっとなので、
大局観云々というレベルに到達出来ていないのが歯がゆい所です。
(いや、振り飛車だって何も分かっていない事くらい分かってますけど、
相居飛車は何が分かっていないかすら分かっていないですからね)

「どうやって、どこに向かって研究するか」に関する私のアンサーは、
「経験を使って、真理に向かって研究する」としましょう。

文章にしてしまえば当たり前のようですが、
「悪知恵を使って、楽な方向に向かって研究する」
という事にならないように注意したいとは思っています。

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読み返してみると文章がヤバいですねー、熱過ぎる(笑)

「ここの所、ろくに将棋を指していないからだ」と笑って下さい。

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