一つの言葉のなかで敬語を二重に使用すると、過剰な敬語で回りくどい印象を与え、意味が伝わりにくくなります。
また、公的なビジネスシーンでは、上司や取引先の相手に対して失礼にあたるだけでなく、
言い方によってはトラブルを生じてしまうことがあります。
今回は、間違いが多い二重敬語の例を紹介します。
【例1:おっしゃられる】
× 「~~の件は△△と、●●様がおっしゃられていました。」
〇 「~~の件は△△と、●●様がおっしゃっていました。」
【例2:ご~になられる】
× 「ご覧になられる」
〇 「ご覧になる」 「みられる」
【例3:お~になられる】
× 「お帰りになられる」
〇 「お帰りになる」 「帰られる」
【謙譲語+させていただく】
× 「書類を拝見させていただきました」
〇 「書類を拝見しました。」
丁寧な言葉遣いにしようとするあまり、間違って二重敬語になってしまうことがよくあります。
上司や先輩と話す時は意識して正しい敬語を使うようにしてください。