本記事は、二回試験終了直後(正確には、終了した日の翌日)に書いたものです。

 

 

 

なお、「二回試験」とは、1年間の司法修習の最後に受ける試験です。

正式名称は、「司法修習生考試」です。

今年は3月3日~7日に、試験がありました。

これに合格しないと、司法試験に受かったとしても

法曹(弁護士、裁判官、検察官)になれないという、

最後の関門の試験です。

 

 

 

5科目(刑事弁護、検察、民事裁判、民事弁護、刑事裁判)を5日間(1日1科目)、

1日あたり、7時間半、休憩なし。

昼食休憩1時間休んでもいいけれども、休まなくてもよくて、

結局、試験の分量上、休んでる場合ではなく、

菓子パンなどを食べながらの試験をぶっ続けます。

1科目につき、50~70ページくらいの資料を読んで、30~40ページくらい書きますので・・・。

 

 

という、体力測定検査も兼ねている、試験ともいえます。

 

 

 

なので、体力のない私は、落ちるんじゃないかという不安が強かったです。

二回試験前から、集合修習で体力消耗していて、

二回試験直前は勉強せず、ひたすら、来る5日連続試験に向けて、体力温存してました。

 

 

試験内容などは高速で忘れることにして、

最後の、5日目が終わった現段階の感想を、忘れないうちに記録することにして

ブログを書きました。

 

 

 

 

思えば、ここまで長かった。

 

 

 

 

 

適切な障害年金受給権が得られない現状を何とかしたくて

障害年金訴訟代理をやろうと思い、

 

 

 

 

そこから、

 

 

 

 

 

予備校の門をたたき、

法学部出身でない私が、憲法からいちから法律の勉強をスタートし、

仕事を終えて疲れた帰宅後、予備校のweb講義を聞き、

「論文が全然解けない、どのように書くのかわからない、

この先いつか書ける日が来るのだろうか」と途方に暮れ、

論証をひたすら何度も何度も声に出したり書いたりして無理矢理頭に詰め込み、

抜けては詰め込みを繰り返し、

短答直前1ヶ月前は、ひたすら10年分の過去問を回し、

それ以外の時期は、論文過去問や答練の答案構成を何度も回転させ、

数年がかりでなんとか、最難関の予備試験論文を突破し、

予備試験最終合格後の余力で司法試験は1回で合格し、

司法修習では、修習地の修習生、私以外、全員26歳以下という環境で過ごし、

 

 

 

やっと今日という日を迎えたのでした。

 

 

 

司法修習で感じたのですが、他の20代半ばの修習生(体力有り余っている人ばかり)

に比べて、格段に体力に劣る私が、ここまで本当によくやってきたと思いました。

 

 

 

 

人生最後の試験が終了だと思うととても感慨深いです。

 

 

とにかくおつかれ!