こんばんは。


昨日のM-1、まだ途中から見た分しか見てないんですが。


完成度が凄かったですね。またゆっくり見ます。


敗者復活含め、とにかくひとまずホントにお疲れ様でした&おめでとうございますーm(_ _)m。



さてさて。


そんな聖なるお笑いの祭典の陰で。


ひっそりと、神保町花月の閉館が発表されてましたね。


もうね、ホントに想いがいっぱいあり過ぎる劇場なもんで、何書こうかってなもんで、なんか書けずにおりました(^^;)。
 

まあ今の僕は神保町花月さんが作ったと言っても過言ではないくらいお世話になったもんで。


ちょっと長くなりますが、そして気持ちの悪い自分語りになりますが、なるべくサラッと書いてみたいと思いますー。



まず。


初めて『神保町に新劇場ができるらしい』って聞いた時、僕は『なんで神保町なんだ?』としか思わなかったです(^^;)。それまでほとんど縁のない街でしたので。


そして、今でこそ当たり前のように半分役者みたいな活動してる僕ですが。


初めて『神保町花月はお芝居やる劇場らしい』って聞いた時は、やはり他の芸人さんと同じように『なんでお芝居なんだ?』としか思わなかったです(^^;)。(←当時の僕にもそれくらい突飛なことだったのです)


そんな僕が。


気づけばまあむちゃくちゃ通いましたよね。


そして、むちゃくちゃお世話になりました。


もうむっちゃくちゃ(^^)。



えーっと…。


振り返れば、2000円じゃ安いって公演も、2000円じゃ高いって公演もいっぱいありましたよね(^^;)。(←いろいろ時効ってことでお許しを)


なんせ50作以上出させて頂きましたから、正直腹立つ脚本も腹立つ演出もいくらでもありました(^^;)。(←お許しを)


でも、今思えば、『それでもなんとかお客さんに届けよう、なんとかお金頂いた分は喜んでもらおう』みたいな精神は、そんな土壌のおかげで身についたのかもしれません(^^)。


本当にたくさんのことを学ばせて頂いた劇場でした。



僕が初めて出演させて頂いたのは、神保町ができて4作目の『クリープ』という公演でした。


当時既に『一人芝居みたいなネタする』と言われまくってた僕は、とにかくピースさんと一緒にお芝居できるのがめちゃくちゃ嬉しくてワクワクしてたのですが、蓋を開けたらすげー小さい役で物凄くがっかりしたのを覚えてます(^^)。(←楽しかったけどね)


でも、それからも呼ばれたら嬉しいし、お芝居もやっぱり好きだったみたいで、どんな役でも、どんな演出家さんでも、多分他の人よりは割と真面目にやってたんだと思います。(←自己評価)


で、そうこうしてるうちに初めて主演をやらせて頂いて、『背負わなきゃいけない』っていう、当時の僕にはほとんどなかった経験をさせて頂いたりして。



で、ついには自分が脚本、ピクニックさんが演出の二人芝居『XXXXXX』を、チャレンジ公演という形でやらせて頂いて。


今じゃ信じてもらえないかもですが、2日間3公演が全部完売したんですな(^^)。(←当時の支配人さんが凄く評価して下さって、のちに大阪でもやらせて頂いたんです、ええ)


で、それがきっかけで、今も続いてる2人のトークライブ『ピクとジョー』が始まったわけです。(←ご長寿)


…ね、もうこの時点でお世話になりまくりでしょ(^^;)?



で、その間にもコンスタントに公演に出させて頂いてたら、ついに神保町を飛び出して、『桃天紅』という立派な演劇の舞台に呼んで頂いたんですね。


神保町とは直接は関係はないですが、これが僕にとってめちゃくちゃでかかった。この作品と、ご一緒させて頂いた役者さんたちがすげーおもろかったのです。過ごした時間がずーっとおもろいし、ずーっと勉強になるし、こりゃあ凄い世界があるぞと。(←シューレス、『演劇運』強い伝説の始まり)


そっからですかね、神保町の公演に対する自分の取り組み方もガラッと変わったと言いますか。


またこんな舞台に出たいなぁ、またこんな方々とご一緒できる人間になりたいなぁと思うようになったんで、神保町花月の公演も、おこがましくも役者さんの気持ちで取り組むようになりました。(←うん、おこがましいね)



で、ようやくちょこちょこ記念公演とかにも呼んでもらえるようになったり。(←実は凄く嬉しかった)


『オカマ、オカマ、オカマ、オカマ、女の子、お母さん』という、衝撃の『6公演連続で女形の役』を演じたり(^^;)。(←もはや偉業だろこれ)


やしろさんの『やしろ劇団』に入れて頂いたのもホントに嬉しかったです。(←やった公演全部凄かったもんね)



…もうこの時点で『シューレス、半生を語る』みたいになっちゃってますが(^^;)。


でもそれくらい自分の活動の中に神保町花月さんがあったんです。ホントは一つ一つの公演について書きたいくらいです。



で、公演以外にも、自分のライブもいっぱいやらせて頂いたし。


神保町花月にだけ『ピクとジョー』のグッズも置いて下さってたし。


神保町にあるカフェ『MUUSA』さんが、『ピクとジョー』考案のガレットをメニューにして下さった企画もホント嬉しかった。(←ホント素敵なお店ですよ)



10周年を境に呼んでもらえる頻度が激減したものの、今年もピクとジョー特別本公演『白と黒 他一篇』をやらせて頂いたし。


語り出したらキリがないくらい、ホントむちゃくちゃお世話になりました(^^)。


先輩と仲良くなれたり、後輩と仲良くなれたり、吉本の内外の役者さんや演出家さんと仲良くなれたり。


打ち合わせに使わせてもらったり、ミズノ本店に用がある時にフラッと立ち寄らせてもらったり(^^)。


深夜稽古できた頃は、ホントにめちゃくちゃ寝泊まりしたし、酒買ってきて宴もしたし(^^;)。


思い出もてんこ盛りなのです。



そんな思い出てんこ盛りの劇場が閉館とのことで、そりゃやっぱり寂しいです。


でも、寂しい寂しい言っててもしょうがないですから、やっぱり『ありがとうございました。』になりますね(^^)。ホント感謝感謝でございます。



僕は全くもってイッパシではないので、今の僕を『育ててくれた』とは言いません。


でも、今の僕を『作ってくれた』のは、間違いなく神保町花月さんです。


…そう、この芸人とも役者ともつかない、何者だかよくわかんないおっさんを作ってしまったのは、紛れもなく神保町花月さんなのです!(←どうしたいきなり)


ですので吉本興業さん、どうか責任を持って僕を飯食えるイッパシにして下さい(^^)。


このまま野放しにするのは無責任ってなもんです!使い道はきっとあるはずです!


…と、他人のせいにしてる場合じゃないです。とにかく神保町花月での経験を無駄にしないよう、より一層精進せねばでございます(^^)。


そしてー!


今まで一度でも神保町花月に足をお運び頂いたことのある皆々様ー!


行きたかったけど諸事情で行けず応援の念だけ送って下さってた皆々様ー!


誠に、誠にありがとうございましたーm(_ _)m!


神保町花月に成り代わり、厚く厚く御礼申し上げますー(^^)。


あんまりこの角度からちゃんと撮ることなかったー。こうして見ると凄くお洒落な建物だー(^^)。


お前、ホントはかっこいい劇場だったんだなー(^^)。


汗かいたり鼻水垂らしたり素振りしたりシャドウピッチングしたりした稽古場ー(^^)。この蛍光灯のトリッキーな並びも思い出の一つなのだー。



とまあそんなわけで。


やっぱり長くなりました(^^;)。(←すいません)


そして長くなったついでに告知します!(←すいません!)


1月8(水)のトークライブ『ピクとジョー』は、正にこの『神保町花月』についていっぱい語ります!


神保町花月最多出演のピクニック氏と、多分その次くらい出演の私だからこそ言える企画!


『さよなら神保町花月!〜俺たちが語らないで誰が語る〜』


です(^^)。


1月8(水)、21時、渋谷∞ドームIにて。


神保町花月という劇場のフェアウェルパーティー、ぜひぜひご参加下さいませーm(_ _)m。



ではでは今日はこの辺で。


皆さん、素敵な夢をー。

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《12月》
・27日 佐久間一行年末恒例ライブ『くるっと2019』新宿ルミネ

《1月》
・8日 『ピクとジョー』渋谷∞ドームI
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トークライブ
『ピクとジョー』

1月8(水)、21時開演、渋谷∞ドームI
出演:ピクニック、シューレスジョー
前売り:1800円
Yコード:999-061

企画は『さよなら神保町花月!〜俺たちが語らないで誰が語る〜』です!感謝を込めて語り尽くしますー!