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ストーリー自体は単純だが、至った経緯は恐ろしく複雑なことを知っておくべきだろう

 

●事故の概要

・1985年8月12日18時過ぎ、日航123便は羽田から伊丹に向かった

・程なく静岡県河津市上空に差し掛かったとき機体に衝撃を受ける

衝撃を受けた途端、操縦不能に陥り横田管制に緊急着陸を要請

・横田基地が受け入れを許可、123便は横田基地に機首を向けた

・その後横田基地が受け入れを拒否

仕方なく辺りの管制と連絡を取るが見つからない

・機長はエスコートフライトを要請

2機のファントムが追尾した

・間もなくエスコート機から群馬県御巣鷹山方向に行くように指示された

・やがて操縦不能とメーデーを発信し飛び続ける

・機体後部の左側ドアで爆発音

・機長の「もうダメかもわからんね」を最後にコクピット内が慌ただしくなり交信が途切れ途切れになり途絶える

 

●事故報告書に記載のないこと

 

重要なことから先に書きます

・機長の「もうダメかもわからんね」に不思議感を覚えました

やけに落ち着いていると思ったのです

そして機長の「オレンジ○ア」に行き着きました

ヒントがあるのではと思い始めました

「オレンジ○ア」が自衛隊の「標的弾」を指すのであれば全ての情報が1本で繋がります

機長は「標的弾」を目視又は衝撃音で直感したかもしれません

この空域で日米合同訓練が行われていることは航空会社には周知徹底されていたはずです

 

自衛隊出身の高濱機長が標的弾に気づかない筈はありません

「標的弾」の別の言いかた「オレンジ○ア」?も知っています

他のクルーは自衛隊出身ではないので「オレンジ○ア」と言っても解りません

オレンジギアと間違えギアチェックした形跡があります

コクピット内で少し混乱があるのはこれかもしれません

高濱機長はしかし確証のないことは言えません、言わなかったはずです

「何か当たったぞ」とだけ言ったのです

 

尾翼に衝撃音を受けたとき高濱機長は「標的弾」が当たったのではないかと直感したはずです

しかし他のクルーには言わなかったのです

高濱機長だけがどうして目視出来たのでしょう?

高濱機長は「標的弾」が機に向かって飛んで来るのを目視できる席に座っていたのです

標的弾は富士山方向から飛んできて機と交差したと地上の目撃者は語っています

 

同じ時分、後部座席の乗客が窓の外を写真に撮っています

それまで「被写体」を撮っていた人が急に「晴れた何もない空」を撮り出しました、変でしょう

この写真に真ん中から少し外れたところにゴマ粒のような黒い点が写っています

中心から少しずれていますので飛翔体なら機よりゴマ粒の動きの方が速いです

ゴマ粒は飛翔体の頭ですのでほぼ直角に接近しています

頭が黒いのは逆光を受けているからです

これを「ゴミ」か「クモ」と言う人がいます

しかし拡大して補正をかけるとオレンジ色だったと言う人がいました

何もない空を急に撮り始めた乗客は窓の外に接近してくる黒い飛翔体に気づき不信感を覚え撮ったのです

機の進路と交差するように真っ直ぐ飛んで来ています

これが高濱機長が見た「標的弾」だとすれば尾翼の付け根あたりに当たったはずです

それは釣り人の目撃情報とも一致します

「そのとき大きな金属同士をぶつけたような音がした」と言っています

尾翼の付け根辺りに当たったのであれば轟音が地上まで轟いたはずです

 

機長は咄嗟の判断で頭に浮かんだ横田基地に着陸を求めました

そして機長の判断は見事に「着陸許可」を射止めました

地上では従業員に避難指示が出ました

機長の喜びはしかし空しく打ち砕かれます

横田基地が程なく許可を取り消したからです

この後着陸許可を出してくれる飛行場は何処にもありませんでした

仕方なく羽田に戻ろうしたところでエスコートに駆けつけたF4ファントムから群馬県の御巣鷹山方向に向かうように指示されます

高濱機長はファントムを信じて山岳地帯に向かいます

交信が消されていますが最後にファントムがミサイルを撃った可能性があり、米軍のファントムであったと思われます

 

機体は次第に損傷が大きくなり操縦困難になります

差し掛かったレタス畑に不時着しようと考えたかもしれません

しかしファントムから御巣鷹山方向に向かうように「命令」されます

高濱機長はこのとき自分たちの容易ならぬ運命を悟ったはずです

高濱機長の脳裏には墜落のイメージしか浮かびません

咄嗟に考えたことはその瞬間まで諦めず飛び続けることです

クルーと乗客のためにです

そういう想いで飛んでいたと思います

 

「標的弾」の仕業と確信したのは高濱機長だけです

同時にこの機の運命を感じたのです

古巣の「自衛隊の犯罪」に対して認める心と抗う心が同居したと思います

レタス畑の不時着をファントムに妨害されてから高濱機長はこの想いで飛んでいたのだと思います

それがあの「もうダメかもわからんね」の呟きに変わりました

この前後に機に新たなダメージが加えられたようです

ファントムが放ったミサイルです

その後機は火を吹きながら堕ちていきます、目撃情報があります

 

私には乗客が写した窓の黒点を「ゴミ」とか「クモ」と一蹴する考えは浮かびません

もし仮にそうだとしても、乗客が写した写真ですから、何かしら写したかったものが写っているかもしれません

鏡面の黒点までの距離を出した人がいました

それはそれで問題ありません

しかし外から飛んでくる黒点までの距離が出されていません

機と黒点が交差するまでの時間や運動距離も出されていません

真実は他愛のないことからヒョイと飛び出してくるかもしれません

他人事として寄り添うことからでも出てきます

もしやという思いがあれば尚更です

ふと湧き出た考えを書きました

「報告書にないこと」については後日にします