何度見ても飽きない演技。それは名作の条件ですよね。
お家に引きこもって時間がある今、余計に見てしまうわ。
太田由希奈さんのトゥーランドット。
YouTubeにアップされている動画をお借りします。上から
*世界ジュニア選手権(優勝。以下、世界Jr.)
*ジュニアグランプリファイナル(優勝。以下、JGPファイナル)
*全日本選手権(4位。以下、全日本)
の演技です。
私が一番好きなのは、世界Jr.の演技。理由は後述。
こちらはJGPファイナルの演技。
世界Jr.の時よりジャンプミスが少ないかもしれないけれど、演技中に解説がたくさん入るところが難点。
こちらは全日本。
演技の出来がいいし、冒頭の振り付けがジュニアの試合の時と違う。
より洗練されていてステキなんだけど。
なにぶんラストのレイバックスピンの手先が!
見切れてるから!
*演技中の解説が少ない(演技後の解説は多いけど)
*スピンの手の動きがしっかり映っている(しかも指先の動きが細かい)
*3つのうちで一番最後の大会だからか、演技の質が練られている
以上により、一番好きなのは世界Jr.の演技!
(の、動画。会場で見ていたら違うのかも)
世界Jr.のラストのレイバックスピンは、所作の美しさはもちろん、表現が好きで。
かたくなだったトゥーランドット姫の心の鎧が剥がれ落ちていくような。
そんなふうに見える。
しかも、キラキラと音を立てて剥がれていくような。
「トゥーランドット」のプログラムでは、太田由希奈さんのが一番いい!
次点は宇野昌磨選手!(まあ、ファンだしね)
「トゥーランドット」はたくさんの選手が演じているけれど。
日本の選手っていう枠で括ると--私にとってはふたりの演技のほうが、荒川静香さんのトリノ金メダルの演技よりずっと心に残るのです。
ちなみに荒川さんの「トゥーランドット」は世界選手権優勝の時のほうが感動したなー、私。