諸君、狂い給え!!
This Japanese means crazy!

明治維新の立役者の長州藩の
リーダーは何といっても、吉田松陰。

その吉田松陰が、
松下村塾という私塾の門弟達に 

【諸君、狂い給え!】

 と、鼓舞したという話は、
幕末好きには、あまりにも有名な話だ!

一般的に、

【狂】

というと、

ネガティブに捉えがちだが、 

【常軌を逸する。】

だったり、

【行為などが正常の域を外れる。正気とは思えないさまである。】

という。

 【狂】

は、事を為すのに、必要な状態とも取れる。

拙著でもご紹介している、
立命館大学元名誉教授であり、
漢字研究の第一人者白川静先生
の常用字解によると、

狂という漢字は、
元々王位の象徴である鉞(マサカリ)
の頭部の形の上に、足跡を置いた形
の象形文字だそうだ。

王の命令で遠く使いの用をする
時には、使者はこの神聖な鉞の
上に足を乗せる儀式をし、
その霊の力を授かって
出発したのである。

王の座席の前に置かれた鉞に触れて
異常な力を与えられるように、
何らかの霊の力によって異常な力を
得て「くるう」事を狂という。

引用終了

ご覧のように、元々、狂には、
ネガティブな意味ではなく、


神聖な意味

すらあったのだ。

前出の吉田松陰も勿論、
この神聖な意味での

【狂い給え】

と言ったし、

スティーブジョブズの名言

STAY HUNGRY,STAY FOOLISH

も、アメリカ版

【諸君、狂い給え!】

だと思う。

そう言った意味で、僕は

【狂】

という言葉を大事にしている。

そして、

今回ご紹介の作品だが

通常の書道では、決して、
交わることがなかった

ショッキングピンク

という配色を取り入れる事で、
僕なりに神聖な

【狂】

を表現したつもりである。

新型コロナウィルス終息した、
アフターコロナは、間違いなく、
この

【狂】

が必要な時代になってくると思う。

諸君、狂いたまえ!

拙著【チャラリーマンだった僕が人生は宝さがしだと気づいたら、世界に羽ばたくサムライ書家になっていた】サンマーク出版より発売中

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