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昨日は、靖国神社靖国会館で我が師匠白石念舟先生の御著書「勤皇の系譜」出版パーティーで書道ライヴをさせて頂きました。

パーティー前は、昇殿参拝もあったので、ミラノ万博日本館芸術展覧会出展のご報告も合わせて出来ました。

白石先生の師匠は、国宝鑑査官で禅僧の墨蹟研究の第一人者田山方南先生。

田山先生から「一時資料に触れよ」と言う教えを守り、幕末(勤皇)の志士の原書書軸を40年かけて200本程収集されました。

今回の御著書「勤皇の系譜」は、志士たちの書の写真について、漢詩で書かれた志士たちの想い、そして、時代背景について、白石先生が解説されているので幕末好きの人には涎ものの内容です

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(iPadより大きく、250ページある大作です)

白石先生との出会いで、僕の作品の質がかわりました。
教科書には載っていない生きた歴史を学び、若くして亡くなった為大変貴重で国宝クラスの吉田松陰先生の書を初め、多くの書軸を間近で見ることで、想いを感じる事が出来ました。
白石先生自身はお茶の御道具商、茶道コンサルタントをされていますが、奥様は茶道の師範をされているので、先生の書斎で定期的にお抹茶を頂き、日本文化に触れる事が出来ています。

また、白石先生から、立命館大学名誉教授白川静先生の白川漢字学を学べたことも大変インパクトがあります。

漢字研究に70年間費やした白川先生は、漢字は元々祭祀儀礼を文字映像化させたものであるという学説を発表されました。(この学説で文化勲章受賞)漢字一つ一つにシャーマニズムな世界観があるんです。

僕自身、白川漢字学を学ぶまでは、ただ墨と筆で漢字と言う形を模写しているという意識に過ぎなかったのですが(今にして思えば。。。)、白石先生との出会いで、白川漢字学を改めて勉強するようになり、墨と筆を使って、漢字の世界観(宇宙)をアート化させるというように意識が昇華されました。

その結果、作品が変わっていき、今のいい流れに繋がっています。
白石先生がいなかったら、間違いなく今の僕はいない。。そういった、大変ありがたい存在です。

昨日は、一代で年商1000億企業に育てあげた東証一部上場企業創業者の方から中学生まで100名近くの前でのパフォーマンス。

先日プレゼントしていただいた絹製の手触り、着心地最高の紋付き袴姿の御披露目でした。また、有難い場所でのパフォーマンスの話を頂いたよ!

余談だけど、白石先生はご高齢で、大病を重ねて患ったこともあり、幕末の志士書軸コレクションの全てを、先週インド人を後継者に指名し「大企業に成り下がるつもりはない」発言で世間を賑わしたあの経営者のお方にに売却されました!

世間から色々言われている方であることを承知の上で、何回か会って、語り明かした上で売却を決定したんだとか。

そんなSさんからもこれからご教授お願い致しますと言われているそうです。

白石先生の叡知があの会社を動かすかもしれません。

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白石先生とSさんも大好きな龍馬さんの書と。。