おはようございます、書の佑嘉です。

今回のテーマは「人と比べることについて」です。




対面式の教室ではたまに

「〇〇さんは自分と同時期に入会したのに
どんどん級が上がってしまうので焦る」

という声を耳にします。



・入会時期が同じ方と差がついてしまった、

・自分より後に入会した方が自分を追い抜いてしまった


こういったことは特別に珍しいことではありません。

人間なので、ガッカリしてしまうのはわかるのですが…


指導者目線で見ると、比べ方が少し違うのではないかなと思います。



まず、何のために段級を取るのかを一度考えてみて頂きたいのです。



以前別の記事でも触れましたが

段級は「腕を上げるための目標」に過ぎません。

人と比べるためにあるものではないんです。


指導者としては、他人よりも「過去の自分」と比べていただきたいと思います。

過去の自分より良くなっていればいいんです。


私の生徒さんによくお伝えするのは

「毎月の月例作品の中で一枚だけ取っておいてください。
一年経って見た時に、こんなに下手だったんだと思えれば成長している証ですよ」

ということ。


大体の方はこれを試すと

「以前の作品は見れたものじゃありません」

と仰います。
努力がきちんと実を結んでいる証拠です。



実は、上達している最中にそれを自覚できることって殆ど無いんですよね滝汗


時間が経って冷静に見れるようにならないとなかなか自覚はできないものです。

逆に「自分、今上達してる!」と思っているなら要注意です(笑)
多分時間が経って冷静になったらそうでもなかったことに気がつくと思いますニヤニヤ


また、成長が早いから偉い、という訳でもありません滝汗


最終的に素敵な作品が書ければ良いのですから、
その過程がどうかなんて些細な問題です。


成長のペースは人それぞれ。

焦る必要は全くありません。


人の事を気にするよりも自分の課題に向き合った方が
余程有意義ですし、上達しますよ!



では、人と比べてはいけないのか、と言ったらそういう訳でもないんです。


小森が思う正しい比べ方は

「この人のこの部分が素敵だな、どうやったらこういう風に書けるんだろう」

と人の美点を見つけて取り入れることです。

↑この考え方は「古典、古筆を臨書する時の視点」です。


人の方が段級の進み方が早いとか、

人が受賞しても自分は落選したとかいうことを

比べたってあまり意味が無いので止めましょうね。





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