配達教会デリチャ -2ページ目

14Sep
- ヨハネ1:1-3 キリストが神であること、三位一体、そのことばの力強さ
  1 初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。2 この方は、初めに神とともにおられた。3 すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃聖書の最初の書物、創世記には「神がはじめに天と地を造られた」と書いてあります。その天地を造られた時には神はことばを発して造られました。このことば発するというのは、私たち人間が物理的に空気の振動で音を出しているのとは違い霊的なことですが、比喩的な意味で用いられています。そのことばこそ子なる神キリストであり、キリストは父なる神とともに最初からおられ、その神のことばなるキリストによってすべてのものはできました。この世にある存在は2種類に分けられ、造った者か、造られたものに分類されます。造られたものは息のあるもの、ないものを含め、無限と思われるほど存在しますが、造った方、創造主は、三位一体なる神お一人です。まずはその創造主と造物である私たち人間には埋め難い大きな開きがある、ということです。ことばは神であった、とあるように著者ヨハネははっきりとキリストが神であることを宣言しています。旧約聖書には神を表現することばがいくつもありますが、その一つは、"6 イスラエルの王である主、これを贖う方、万軍の主はこう仰せられる。「わたしは初めであり、わたしは終わりである。わたしのほかに神はない。（イザヤ44章）"です。聖書の最後の書物ヨハネの黙示録において、キリストがどのような方であるか表現されていることばありますが、それと完全一致しています。"13 わたしはアルファであり、オメガである。最初であり、最後である。初めであり、終わりである。」（ヨハネ黙示録22章）"キリストは神でありながら、神と共におられた、となんだか矛盾しているような、あるいは神が複数いるような印象を受けますが。キリストは神のことばという役割を担っています。わたしたち人間においても、どこまでがわたしたちか、というと体の境界線までがわたしたちです。ですので、体の境界線の内側のすべてはすべてわたしたちなのです。キリストは神のことばでありながら、父なる神の意思とまったく矛盾しない意思を持って完全な調和の中にあります。そこにまた神の霊である聖霊がいて、三位一体の神、一人の神となっています。これは少し難しいことですが、たとえば、結婚した二人を神は一つとみなします（なので神は離婚を嫌います）。なにを一つと見るか、という話ですが、それと通じる部分があると思います。なんにしろ、キリストは神であり、また神のことばであり、そのことばは無からすべてのものを造るほどの力がありました。なので、キリストが人を癒し、人を死から甦らせたとしてもなんの不思議もありません。であれば、神のことばである聖書のみことばの約束がどれほど力強いものであるか想像に難くありません。もしわたしたちが信仰を働かせるなら、聖書の約束はその通りに現実世界に起こります。
12Sep
- ガラテヤ 6:16-18 あなたはキリストの焼印を帯び、真のイスラエルとなっているか
  16 どうか、この基準に従って進む人々、すなわち神のイスラエルの上に、平安とあわれみがありますように。17 これからは、だれも私を煩わさないようにしてください。私は、この身に、イエスの焼き印を帯びているのですから。18 どうか、私たちの主イエス・キリストの恵みが、兄弟たちよ、あなたがたの霊とともにありますように。アーメン。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃前回の記事の締めくくりは、以下のようでした。--------------大事なのは、キリストの十字架の元に来て、いっさいの重荷をおろし、いっさい悔い改めて、いっさいを主にゆだねて、日々新しくされること、そして新しくしてくださる主に日々感謝することだけです。--------------この基準に従って歩む人たちこそ、神の御前に「真」のイスラエルです。すなわち血肉によるDNAによってイスラエルと自動的になるのではなく、神の血によって新しく霊的に神によって生まれた人たちこそ本当のイスラエルということです。ここには不公平はありません。だれもキリストを通して出なければ父なる神の身元に行くことができないように、キリストを信じないで本物のイスラエル人になることは不可能です。そしてキリストの新生によって新しくキリストと似たもののように生まれ変わったわたしたちが、日々そのキリストのアイデンティティにとどまり続けるなら、キリストもわたしたちのうちにとどまり、父なる神がわたしたちは遠く離れた存在とはもはやなりえません。いや、むしろキリストがそのように経験したように親しく父と交わる特権にあずかることができるのです。それこそ人が受けるもっとも素晴らしい特権であり、栄光です。そのような人たちはパウロがそうだったようにキリストの焼印を帯びている人たちです。焼印は奴隷の証ですが、神の奴隷であるということは、人にとって何よりも栄誉なことです。この主人はだれよりも誠実で奴隷のためにも命をかける大きな愛の持ち主だからです。そのような人たちに、ますますキリストの恵みがありますように。
11Sep
- ガラテヤ 6:14-15 キリストの十字架以外に誇りとなるものがあるのか
  14 しかし私には、私たちの主イエス・キリストの十字架以外に誇りとするものが決してあってはなりません。この十字架によって、世界は私に対して十字架につけられ、私も世界に対して十字架につけられたのです。15 割礼を受けているか受けていないかは、大事なことではありません。大事なのは新しい創造です。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃前回書いたように、わたしたちの肉の性質として外見を良くするようなことをして、とにかく神より自分を誇ろうとする傾向があります。しかし、わたしたちはキリストの十字架を信じて、神によって神の霊によって新しく生まれ変わり、わたしたちもキリストの兄弟、神の子どもとされたのであれば、キリストの十字架以外に誇りとするものがあってはいけないですね。わたしたちが誇りたい時には、自分が正しい、自分こそ神になろうとしている兆しです。そして自分を正しいとしている時に、無意識に自分以外の神をも含めて正しくない、としています。そして自分を正しいとする人は十字架の元には決して来ることができません。なぜなら神を正しいとし、自分を罪人と認める人たちだけが十字架の元に来ることができるからです。わたしたちが今のわたしたち、すなわちキリストにあって天にあるあらゆる霊的祝福を持って祝福されているのは、自分を罪人と神の前に正しい心で認めたことによるのを忘れてはいけません。もしわたしたちが自分を罪人と神の前に認めたとしても、罪のない神の子であるキリストが自ら十字架にかかることがなかったならば、それでもわたしたちは救われることがなかったのですが、キリストはまったくそうする必要も、またわたしたちにそうされる価値もなかったにもかかわらず、自ら望んでわたしたちの罪のために死んでくださいました。これを誇らずしてなにを誇りましょう？このキリストの神聖な犠牲以上の犠牲をわたしたちごときが払えるわけもありません。であれば、気が狂ったのでなければ、わたしたちはわたしたちの何を誇ろうとしてるのでしょう？なので、わたしたちがキリストではなく、自分を誇ろうとしている時には、霊的感覚が鈍っている時なんですね。そこは悔い改めて、もう一度十字架に帰りましょう。わたしたちの霊的感覚は、常に十字架にかかったキリストを深く思い浮かべるときに調整されます。割礼やなにか自分がすごいことをしたことをしたとしても、実は誇りたいだけであれば何の意味もありません。かえって害悪な時すらあります。大事なのは、キリストの十字架の元に来て、いっさいの重荷をおろし、いっさい悔い改めて、いっさいを主にゆだねて、日々新しくされること、そして新しくしてくださる主に日々感謝することだけです。"だれでもキリストのうちにあるならその人は新しく造られたものです。古いものは過ぎ去って、すべてが新しくなりました。（第二コリント5章）"
10Sep
- ガラテヤ 6:11-13 教会（人）が聖書的でないときにどう指摘するのが最善か
  11 ご覧のとおり、私は今こんなに大きな字で、自分のこの手であなたがたに書いています。12 あなたがたに割礼を強制する人たちは、肉において外見を良くしたい人たちです。彼らはただ、キリストの十字架のために迫害を受けたくないだけなのです。13 なぜなら、割礼を受けた人たちは、自分自身が律法を守っていません。それなのに彼らがあなたがたに割礼を受けさせようとするのは、あなたがたの肉を誇りたいためなのです。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃信仰者、と言われる人たちの中にも外側だけ良くしたい人たちは大勢います。その人たちが本当の信仰者かは分かりません。パリサイ人や律法学者たちはあれほど聖書の知識が豊富で、いわゆる神に熱心な人たちだと思われ、断食も祈りも献金もしていましたが、キリストは、ズレてる、父なる神への愛がない、白く塗った壁、墓場のようなものだと言われました。これはわたしたちが熱心さを履き違えた時にもっとも起こりやすい罪であると同時に、不幸なことにもっとも気づきにくい罪です。自分も他人も宗教に熱心だと勘違いしているので、自分が神の心だけ置き去りにしているのを気づけないのです。こういう人たち（わたしたちもそうなりうるのですが）が陥りやすいのは、自分の宗教の熱心さによって、他の人を見下したり、裁いたり、愛さなかったり、自分がまるで偉くて神にでもなったかのようになってしまうことです。人よりも、立派な教会堂、礼拝会での礼服、あるいはさまざまな教会行事の方がいつの間にか大事になってしまっていて、神がもっとわたしたちにやってほしい、と望んでいる公義や誠実をないがしろにしてしまいます。"7 主は幾千の雄羊、幾万の油を喜ばれるだろうか。私の犯したそむきの罪のために、私の長子をささげるべきだろうか。私のたましいの罪のために、私に生まれた子をささげるべきだろうか。8 主はあなたに告げられた。人よ。何が良いことなのか。主は何をあなたに求めておられるのか。それは、ただ公義を行い、誠実を愛し、へりくだってあなたの神とともに歩むことではないか（ミカ6章）"肉において外見をよくしたい誘惑はもちろん、肉において外見をよくすることによって教会から迫害を受けない、ということもあるかもしれません。伝統やしきたりを守っていれば波風が立たないかもしれません。自分の意見としては、正しいことを教会に対して言うべきですが、かたくなに聞かない場合、無理やり聞かせようとしたり、なにか相手を裁いたり、騒動を起こしたり、ということは避けるべきだと思います。聖書には正しい罪の指摘の仕方が書いてあります。"15 また、もし、あなたの兄弟が罪を犯したなら、行って、ふたりだけのところで責めなさい。もし聞き入れたら、あなたは兄弟を得たのです。16 もし聞き入れないなら、ほかにひとりかふたりをいっしょに連れて行きなさい。ふたりか三人の証人の口によって、すべての事実が確認されるためです。17 それでもなお、言うことを聞き入れようとしないなら、教会に告げなさい。教会の言うことさえも聞こうとしないなら、彼を異邦人か取税人のように扱いなさい。（マタイ18章）"わたしたちが神に対して正しいことを行なっていない時、神は無理やりわたしたちを強制して変えようとするでしょうか？神は忍耐して待ちます。ですので、わたしたちはその時その教会なり、その人なりの生き方や人生の選択を尊重すべきだと思っています。ただその教会や人を祈りに覚えるにしろ、そこは去るのが良いと思います。
09Sep
- ガラテヤ 6:9-10 善を行い続ければやがて大きな刈り取りがある
  9 善を行うのに飽いてはいけません。失望せずにいれば、時期が来て、刈り取ることになります。10 ですから、私たちは、機会のあるたびに、すべての人に対して、特に信仰の家族の人たちに善を行いましょう。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃前回分かち合ったように、肉のために蒔けばその刈り取りとしてやがて滅びを招き、、御霊のために撒くならば自分の予想をはるかに超えた神の祝福とやがて永遠の命を招くことを聖書から学びました。しかし、この御霊にとどまり、御霊のために蒔き、善を行い続けるということは、もちろん簡単なことではありません。自分の肉との戦い、悪魔、悪霊たちとの戦い、そして不信仰者たちとの戦い、と自分の御霊のために蒔く行為をやめさせ、反対に自分の肉のために蒔かせようとさせる力が常に働いているからです。しかし主は約束を決して忘れてたり、反故にしたりする方ではありません。もしそうするなら神が神でなくなってしまいます。神は自分の命に変えてもご自分の言葉を守る方です。ですから次の神の言葉も真実です。"5 涙とともに種を蒔く者は、喜び叫びながら刈り取ろう。6 種入れをかかえ、泣きながら出て行く者は、束をかかえ、喜び叫びながら帰って来る。（詩篇126篇）"なのでわたしたちの良い種を蒔く行為には必ず収穫がある希望があります。蒔いたものは、必ず時が来て芽を出すからです。わたしたちは農夫のように実りを期待して忍耐して善を行い、待ち望みましょう。"7 こういうわけですから、兄弟たち。主が来られる時まで耐え忍びなさい。見なさい。農夫は、大地の貴重な実りを、秋の雨や春の雨が降るまで、耐え忍んで待っています。8 あなたがたも耐え忍びなさい。心を強くしなさい。主の来られるのが近いからです。（ヤコブ5章）""23 力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。（箴言4章）"ですから、なにか損をしたというような思いではなく善を行い、すべての人たちに、特に同じ神を信じる家族たちに善行を行いましょう。やがて必ず刈り取るために蒔いてるのですから。
08Sep
- ガラテヤ 6:7-8 それは神からの呪いでも罰でもなく、自分のした行為の刈り取り
  7 思い違いをしてはいけません。神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。8 自分の肉のために蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、御霊のために蒔く者は、御霊から永遠のいのちを刈り取るのです。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃神はその凄まじく大きな愛のゆえにわたしたちがなにものであっても非常に恵み深く、あわれみ深く、罪をゆるしますが、それはわたしたちが、「なんでもゆるされるから好き勝手にやろうぜ」ということではまったくありません。そのように神を侮り、その恵みをないがしろにする行為は、信仰者にとってもっとも気をつけるべき恐ろしい行為です。それは悔い改め、という神と一つになっていく行為とは真逆で、自ら神から離れてしまう行為で、神から離れてわたしたちがどんな幸せや守りを期待できるでしょう？神のうちにとどまるからこそ祝福と守りがあるからです。やったことの報いは未信者であれ、信仰者であれ、きます。だれであれ、やったことの良いことであれ、悪いことであれ、その刈り取りをします。自分のせいで悪い刈り取りをしたとしても、それは神からの罪の呪いや罰とはまったく別物です。人類の罪も呪いもキリストが全部まとめて十字架で背負っています。彼がもう呪われ、神罰を受けてくださいました。ですからそれは呪いでも罰でもなく、自分の行いの刈り取りです。わたしたちは悪い心で、神から離れて、悪い行いをし、悪い結果を刈り取ると、それを自分のせいではなく、他人か神のせいにしがちです。それこそ罪の性質ですが、そのようにしてますます不信仰に陥り、悔い改めない時に、わたしたちは自分の最終的な霊的死をも刈り取る可能性があるので恐ろしいことです。そのように肉のために種を蒔くのではなく、神にとどまり、御霊のために蒔いていくときに、人生はまったく違ったものになります。御霊のために蒔くのなら、自分の予想をはるかに超えた良い結果を神が与えてくださいます。"9 まさしく、聖書に書いてあるとおりです。「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである。」（第一コリント2章）"
07Sep
- ガラテヤ6:6 教える人、教える賜物、健全な教え、教える人と良いものを分かち合うこと
  6 みことばを教えられる人は、教える人とすべての良いものを分け合いなさい。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃みことばを教えられる人、というのはなにも牧師に限ったことではありません。教会には5つの職業があってそれは、使徒、預言者、伝道者、牧師、教師、です。"11 こうして、キリストご自身が、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を伝道者、ある人を牧師また教師として、お立てになったのです。12 それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるためであり、13 ついに、私たちがみな、信仰の一致と神の御子に関する知識の一致とに達し、完全なおとなになって、キリストの満ち満ちた身たけにまで達するためです。（エペソ4章）"これらの職業が調和を持って仕えあう時に教会は健全に建てあげられます。教師こそ教えるに特化した人たちですが、他の職業の人たちも教えることができます。これらの職業に召された人たちだけではなく、キリストが内側にいる、ということは基本的にすべての賜物を持っています。ですので、預言や癒し、教えること、伝道すること、そのほかすべてのものを、信仰者は誰でもできます。キリストにあって、なんでも可能なのが信仰者です。"23 するとイエスは言われた。「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」（マルコ9章）""27 イエスは、彼らをじっと見て言われた。「それは人にはできないことですが、神は、そうではありません。どんなことでも、神にはできるのです。」（マルコ10章）"ですから牧師などでない普通の信仰者でも預言的なことを言ったり、非常にお教えに優れてる人たちもいるのはそういうことです。実際、キリストの油注ぎがすべてを教える、と聖書が言っていますから、"27 あなたがたの場合は、キリストから受けたそそぎの油があなたがたのうちにとどまっています。それで、だれからも教えを受ける必要がありません。彼の油がすべてのことについてあなたがたを教えるように、—その教えは真理であって偽りではありません—また、その油があなたがたに教えたとおりに、あなたがたはキリストのうちにとどまるのです。（第一ヨハネ2章）"神学校に行っていないのに教えに優れている人がいてもなんら不思議ではありません。ではその人が教師か、あるいは預言するから預言者か、というとそれはまた違っていて、先の5つの職業はそのことに専従するために神様から直接召されている人たちだからです。ともあれ、健全な教え、というのは死活問題であり、教えが健全でないので異端が生まれたり、キリスト者たちが十分に与えられた恵みに気づかないで、キリスト者らしく生きられない、あるいは霊的に死んだようになっていることもあります。それぐらい教えが健全であることは教会の生命線です。教えが健全であると、わたしたちの霊的目は開かれ、キリストから御国のためにあらゆるものを引き出せるようになります。わたしたちはすでに事実そうなされているように、キリストにあって非常に富んだものであると気づかせます。そのような気づきは、わたしたちの働き、働き方を根本から変えます。いずれにせよ、そのような大事な働きをしている人たちがそれを継続できるように支えることは、わたしたちが自分の目を守るのと同じぐらい大事なことです。ですので、できる限り、すべての良いものでそのような教師たちを守り、彼らが働きを継続できるように支えていくことは、支えた人とキリストの体全体に有益なことです。
31Aug
- ガラテヤ 6:3-5 立派なのはわたしたちではなく主
  3 だれでも、りっぱでもない自分を何かりっぱでもあるかのように思うなら、自分を欺いているのです。4 おのおの自分の行いをよく調べてみなさい。そうすれば、誇れると思ったことも、ただ自分だけの誇りで、ほかの人に対して誇れることではないでしょう。5 人にはおのおの、負うべき自分自身の重荷があるのです。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃わたしたちは自分を大きく見せようする傾向がないでしょうか？そのようにする理由として、だれかに対してなにかここは優っている、と思わない限り、自分に価値を見出せない、価値がないなら生きられない、そんな考え方がこの世には蔓延しています。キリストの聖霊を受ける前の弟子たちもそうでしたが、残念ながら教会の中でもだれが偉いか論争があるところが多いかもしれません。実際に論争がなくても心の中では「自分の方が偉い」と思っている人は少なくないのではないでしょうか？しかし、それは聖霊にある態度とは真逆です。そして自分が偉い、と思っている根拠であるわたしたちの実際の行いですが、自分は誇れると思ったことでも、それは自分に対してだけであって、他の人たちに誇れるものではない、と聖書は言います。そもそも、わたしたちはもう自分の価値を誰かに認めさせる必要がなくなっています。キリストご自身がわたしたち一人一人のために、身代わりに死んでくださるほど、わたしたちを愛してくださいました。わたしたちの誇りはなんであれ、それはもうすでに取り除かれたのです。人それぞれ生まれも育った環境も違う中で、お互いの行いを単純に比較することはできず、またわたしたちの行いが聖霊によるものであれば、それは聖霊の力であり、もし行いがわたしたちの肉によるものであれば、それは本当に誇れるものになるはずがありません。たしかにキリストを信じ、聖霊を受け、新しい人に生まれ変わり、以前の自分とは違うはるかに優った行いをするかもしれません、しかし、その主語はあくまで聖霊であって、わたしたちはただの器です。そのようにキリストもご自身を自覚していました。そして主語が聖霊であれば、人間ではなくいつもキリストに栄光を返します。そしてキリストはいつも父なる神に栄光を返します。立派なのは私たちではなく、主です。
30Aug
- ガラテヤ 6:1-2 キリストの律法を全うすることこそ信仰者の本懐でありゴール
  1 兄弟たちよ。もしだれかがあやまちに陥ったなら、御霊の人であるあなたがたは、柔和な心でその人を正してあげなさい。また、自分自身も誘惑に陥らないように気をつけなさい。2 互いの重荷を負い合い、そのようにしてキリストの律法を全うしなさい。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃わたしたちはもはや律法の下にはいない自由人ですが、今はキリストの律法の下におり、キリストの律法を全うするためにいます。キリストの律法はキリストがすでに全うされましたが、わたしたちはそれにならうものとされたからです。では、キリストの律法とはなんでしょうか？"12 わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。13 人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。（ヨハネ15章）"キリストが愛したようにわたしたちが互いに愛し合うこと、これがキリストの律法です。ともすると教会は、愛し合うことはそっちのけで教会活動が私たちの人生のメイン活動のようになってしまっていることがあるかもしれません。しかし、どれほど教会活動をし、あるいは聖書を読み、あるいはボランティア活動をしても、このキリスト律法である、キリストが愛したように互いに愛し合うことができていない時に、それは本来の教会の姿でもないし、主が望んでいる信仰者像とはかけ離れている、ということです。愛し合うこともそうですが、「キリストがわたしたちを愛したように」という枕詞がさらに難度を高めています。そうです、わたしたちの道徳の範囲とか、常識の範囲の愛とはかけ離れた愛なので、わたしたちの肉では絶対に行えません。しかし、わたしたちのうちにおられる御霊にはあらゆることが可能です。御霊によって生きているなら、わたしたちにもキリストが愛したように、他のだれかを愛することが可能なのです。いや、それが御霊であれば、100％以外の愛をするわけがありませんし、することができないはずです。わたしたちがそのように愛するときに、無駄な議論や言い合いはなくなります。わたしたちはなにが正しいか、ということに固執しすぎる時に、誘惑に負けて相手を裁いたり、見下したり、自分が何者かにでもなったように勘違いをする時があります。しかし、御霊にいれば、そういう誘惑からも守られます。正しいことを言ったり、誰かを正すことが悪い、ということではなく、むしろいいことですが、わたしたち御霊により柔和な心で実践する必要があります。
29Aug
- ガラテヤ 5:24-26 罪に打ち勝つ秘訣は聖霊
  24 キリスト・イエスにつく者は、自分の肉を、さまざまの情欲や欲望とともに、十字架につけてしまったのです。25 もし私たちが御霊によって生きるのなら、御霊に導かれて、進もうではありませんか。26 互いにいどみ合ったり、そねみ合ったりして、虚栄に走ることのないようにしましょう。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃人に渦巻くさまざまな欲望、情欲もその一つ、信仰者であればそんなことに誘惑されたり、悩まされたりすることはない、なんてことはまったくなく、聖書を通して旧約の信仰者も新約の信仰者もまんべんなくその誘惑があり、残念ながらその誘惑に勝てずに罪にどハマった人たちもいます。有名どころで大きな罪でいうと、ダビデの不倫がそうです。一方ヨセフのように不倫の機会があったがその誘惑に打ち勝った人もいます。そのせいで冤罪をかけられもしましたが。新約ではアナニヤとサッピラがお金に目が眩んでしまい聖霊をあざむいてしまいました。キリストを信じ御霊がわたしたちの中にいたとしても、時にわたしたちは罪と戦う必要があります。わたしたちがキリストを信じた瞬間に「古い」肉の自分は死んで、神によって生まれた新しい人に生まれ変わったのですが、わたしたちが罪に引っ張られて古い自分を自分だと思ってしまうと途端に罪に打ち勝つのは難しくなってしまいます。そうではなく、古いはわたしたちはすでに「死んだ」のです。死んでるものはもう罪を犯すことができません。もしわたしたちがいまだに古い自分を持っているのであれば、御霊はわたしたちの中でスペースがありません。しかし、もう古い自分は死んで自分の中におらず、代わりに御霊が住んでいるなら、御霊は自由にわたしたちを満たし、それもあらゆる良いもので満たしてくださいます。すべての欲望はすでに十字架に付けられています。いろんな欲望に打ち勝つのは一見難しいように思えますが、2つの欲望、たとえば食欲と睡眠欲があれば、もし3日寝てないような状況であれば、楽々と食欲に勝てるはずです。欲望はより大きな欲望によって制することができます。もしわたしたちのキリストを愛したいという気持ちが大きく、キリストとの関係に不純なものを持ち込みたくない、という非常に強い聖なる思いが御霊によってあれば、そのことによって他の肉の欲はコントロールできないものとはなりません。ですから御霊に導かれる必要があります。御霊わたしたちの価値観を変革させるので、その変革によって強かった欲望が薄いものとなり、かつて薄かった聖なる思いが、強いものになったりします。古い自分に変わって御霊にすべてを明け渡し、御霊にある神との交わりを楽しみ、御霊に導かれて生きていきましょう。
28Aug
- ガラテヤ 5:19-23 御霊にいるのか肉にいるのかを判別する手段
  19 肉の行いは明白であって、次のようなものです。不品行、汚れ、好色、20 偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、21 ねたみ、酩酊、遊興、そういった類のものです。前にもあらかじめ言ったように、私は今もあなたがたにあらかじめ言っておきます。こんなことをしている者たちが神の国を相続することはありません。22 しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、23 柔和、自制です。このようなものを禁ずる律法はありません。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃御霊にいることが勝利の人生の肝だ、という話を前回しましたが、自分が御霊にいる、とどうやってわかるでしょう？あるいは自分が肉にいると、どうやって判断できるでしょう？ある人たちは御霊にいる、と主張しますが、やってることがポンコツであることが明白な場合がありますし、逆に聖霊のことはよくわかっていないのに、この人は神と深い関係があると感じられる人たちもいるかもしれません。答えは「実」です。桃の実がなっていれば、それは桃の木ですし、柿の実がなっていれば、それは柿の木です。柿の木に桃の実がなることは絶対ありません。同じように御霊につながっていれば、御霊の実がなり、自分の深い欲望につながっていれば、肉の実がなります。実が成熟するスピードはそれぞれであっても結果は明白です。肉の行い（15個）は、「不品行、汚れ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、ねたみ、酩酊、遊興」またはそういった類です。では御霊の実（9個）はなにかというと、「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制」です。かたや律法が禁じる行いであり、かたや律法が禁じるはずもないものです。御霊にいる人はナチュラルに律法も守っているのです。わたしたちは自分の生み出す実を見て、本当に主につながってるかどうか、日々確認しましょう。わたしたちの心の根っこが主につながってるのか、自分の欲望につながっているのかで、わたしたちはそれぞれ違った養分をとり入れ、それに沿った実をならせます。もし肉の行いをしてしまっているのであれば、根っこである動機の部分をしっかりと神の前に悔い改めることです。自分が正しい、という自己義から始まるのではなく、神が正しい、という神の義から始めていきましょう。神を正しい、と認めることが悔い改めです。"まず第一に神の国と神の義を求めなさい、そうすればこれに加えて、その他すべてのことは添えて与えられます。"
27Aug
- ガラテヤ 5:15-18 御霊にあるものは罪に打ち勝つ
  15 もし互いにかみ合ったり、食い合ったりしているなら、お互いの間で滅ぼされてしまいます。気をつけなさい。16 私は言います。御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。17 なぜなら、肉の願うことは御霊に逆らい、御霊は肉に逆らうからです。この二つは互いに対立していて、そのためあなたがたは、自分のしたいと思うことをすることができないのです。18 しかし、御霊によって導かれるなら、あなたがたは律法の下にはいません。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃律法にこだわり、自分の正しさに固執すると、わたしたちは互いにかみ合ったり、食い合ったりしはじめます。自分の正しさに固執している時は、相手へ愛はありません。神がその人をどれほど愛しているか、頭の片隅にもありません。そのような状態で神の御心を行うことは不可能です。そしてそのように互いに争っているなら、お互いの間で滅ぼされる、と聖書は言います。これはまさに悪魔の思う壺です。不幸なのは両者とも神に仕えていると思いながら、神の御心とは遠く離れ、そしてやがて滅び、悪魔は喜ぶ、というところです。こんなことは絶対に避けるべきです。このようなことの原因は御霊によって歩んでいないので起こります。御霊によって歩んでいれば、その人に神への愛と人への愛が満ちています。物事の正しい、正しくないを主張することがあったとしても、その人は「愛を持って」真理を語り、人に対して傲慢ではありえません。神の霊のうちにとどまっている時に、わたしたちは神の恵みがよくわかり、わたしたちがすでにキリストのゆえに正しいとされ、罪の罰も呪いももはやないと知る時に、わたしたちは自分の正しさに固執しません。神の義にのみ焦点を当てます。そしてその神の恵みの中にいると、世的な欲望は薄れていきます。なぜなら価値観の変革が起こっていて、心の底から世的な欲望を達成する価値がないと感じるし、神ともっと深くつながるために罪を犯したくない、と思うようになるからです。御霊にいるときに価値観の大変換によって本当に罪から自由になっているのです。それは水の上を歩くような行為で信仰が下支えになっています。信仰よりも目に見える現実をより大事にすれば、途端に溺れます。しかし、信仰にあれば水の上も歩けるのです。罪に打ち勝って生活することは信仰によって可能です。結局罪には負けると思っているのであれば、それは信仰からきている考えではありません。御霊にあれば肉を欲望を満足させることはありません。信仰と御霊にとどまり、神との関係を楽しむことが勝利の人生の肝です。
26Aug
- ガラテヤ 5:14 律法は613あるが主が本当に求めてることは？
  14 律法の全体は、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」という一語をもって全うされるのです。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃律法は613個あると言われています。ある人たちはそれを全部守ろうとします。それで細かい律法ももれなく守ろうとして、もっと大事な律法をおろそかにしてしまうという本末転倒な結果に陥ってしまうことがあります。"23 わざわいだ。偽善の律法学者、パリサイ人。おまえたちは、はっか、いのんど、クミンなどの十分の一を納めているが、律法の中でははるかに重要なもの、正義とあわれみと誠実を、おろそかにしているのです。これこそしなければならないことです。ただし、十分の一もおろそかにしてはいけません。24 目の見えぬ手引きども。ぶよは、こして除くが、らくだは飲み込んでいます。25 わざわいだ。偽善の律法学者、パリサイ人。おまえたちは杯や皿の外側はきよめるが、その中は強奪と放縦でいっぱいです。26 目の見えぬパリサイ人たち。まず、杯の内側をきよめなさい。そうすれば、外側もきよくなります。（マタイ24章）"神はさまざまな命令を与えましたが、それは人に闇雲に守らせるためでしょうか？人がそれを守ったとて、それが神にとって何の益でしょうか？神が律法を与えましたが、それは本来人が正義とあわれみと誠実を人に対してするために与えたものであって、自分の正しさを証明したり、その律法を利用して人に対してアドバンテージを持つためのものではまったくありません。律法の専門家ほど外側はすばらしく、中身である動機が腐っていました。彼らは律法を行いながら神からかけ離れていたのです。すべての律法が等しく大事なのではなく、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」というこのことこそ、最も大事なことであり、その他のものは、これを行なった前提で存在するということです。これを行わずして、律法の613個中たとえ612個行なったとしてもそれはまったく意味はなさず、たとえ律法の612個を行えなかったとしても隣人愛を実践しているのであれば、それは律法をすべて行なったことになります。枝葉末節という言葉がありますが、隣人愛こそ木の幹であり中心部分であり、その他は枝葉にすぎません。神が人に常になにを求めているかを意識して生きていきましょう。"7 主は幾千の雄羊、幾万の油を喜ばれるだろうか。私の犯したそむきの罪のために、私の長子をささげるべきだろうか。私のたましいの罪のために、私に生まれた子をささげるべきだろうか。8 主はあなたに告げられた。人よ。何が良いことなのか。主は何をあなたに求めておられるのか。それは、ただ公義を行い、誠実を愛し、へりくだってあなたの神とともに歩むことではないか。（ミカ6章）"
25Aug
- ガラテヤ 5:10-13 神を愛していれば肉の働く機会は失われる
  10 私は主にあって、あなたがたが少しも違った考えを持っていないと確信しています。しかし、あなたがたをかき乱す者は、だれであろうと、さばきを受けるのです。11 兄弟たち。もし私が今でも割礼を宣べ伝えているなら、どうして今なお迫害を受けることがありましょう。それなら、十字架のつまづきは取り除かれているはずです。12 あなたがたをかき乱す者どもは、いっそのこと切り取ってしまうほうがよいのです。13 兄弟たち。あなたがたは、自由を与えられるために召されたのです。ただ、その自由を肉の働く機会としないで、愛をもって互いに仕えなさい。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃人が律法をやりたがるのには理由があります。たしかに律法を守ることは見栄えがいいし、見た目にもわかりやすいです。「断食」をしている、ことがもし正しいことであれば、断食をすることによって、自分は正しいと人に証明できます。しかし実際には断食をしたからといって、わたしたちは特段良い人間に生まれ変われるわけでもありません。他の律法もそうです。律法を守る目的が自分を正しい、としたいのであれば、それは無駄なことです。なぜならだれも律法を守ることによっては神の前に正しいと認めらることは決してないからです。それゆえパウロは行いにはよらず、キリストの恵みのゆえの義を宣べ伝えましたが、これが特に律法を守っているユダヤ人にはつまずきとなりました。神の義ではなく、自分の義にこだわればこだわるほどつまずくのです。では、律法を行わず、罪も赦されているからわたしたちはなにをやってもいいだろう、という考えもあります。たしかに律法の下にもはやいないわたしたちは自由なのですが、はっきりしているのは、神がわたしたちの罪を赦したのは、わたしたちがもはや罪を犯さなくなるためです。それなのに自由のな下に罪を犯すなら、それは神の救いの大前提を否定してしまっています。なぜ罪を犯さなくなるか、というと、まず罪とは神を愛さないことから出てくるものである、ということです。しかし神の大きな恵みによって赦されたわたしたちがそれによって神を愛するようになるのであれば、基本的にわたしたちは神を愛さない、という罪を犯すことがないからです。わたしたちが神を愛するときに、肉は働く機会を失います。そして神を愛してるのであれば、その結果として、わたしたちは互いを愛し合うようになるはずです。なぜなら神がその人を命を捨てるほどに愛してるからです。
24Aug
- ガラテヤ 5:7-9 よく走っていても堕落することがある
  7 あなたがたはよく走っていたのに、だれがあなたがたを妨げて、真理に従わなくさせたのですか。8 そのような勧めは、あなたがたを召してくださった方から出たものではありません。9 わずかのパン種が、こねた粉の全体を発酵させるのです。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃7節にあるように神に一生懸命仕えていても堕落してしまうことがあります。堕落といってもあからさまなこの世的な罪に陥ってしまうというより、自分さえ気づかずに自己義に走ってしまうような思考に切り替わってしまうような堕落です。表面上は非常に宗教的ですが、動機は神の恵み以外のものにすり替わっているようなものです。特に頑張りすぎて、自分が報われていないな、と思うような時にはすでに神の義ではなく、自己義モードになってしまっています。義務感でやっているのであれば、それはすぐに自己義モードになり、誰かは全然やってない、とか裁きだします。わたしたちが良いことをするのは、神があまりにも良いことをわたしたちにしてくださったので、たまらずやりたくなるからです。そして神のしてくださったことに対して、わたしたちがどれほど一生懸命やったとしてもそれで神に報いることもできないし、それで神になにか返すことはできないし、神はわたしたちからなにかもらおうなどとははじめから思ってもいません。それが献金だろうが、賛美奉仕だろうが、伝道活動だろうが、神が欲しいのは、外側のなにかではなく、わたしたちの神に信頼する「心」です。わたしたちの心が神から自分自身に向けられるときに、わたしたちはズレはじめます。それは神からでた思いではありません。教えや考えには御霊から出ていない、人の肉から出たものがあります。わたしたちはそれを見分ける必要があります。御霊にとどまっていれば、その教えや自分の考えが神からのものか自分からのものか、感覚的にわかります。そんなズレを放っておくと、自分の人生全体にまで影響を及ぼすことになってしまいます。わたしたちは何かをする前に、常に神のわたしたちに対する御心がなんなのか、を確認し、自分の心に神とズレがないかを確認していく必要があります。
23Aug
- ガラテヤ 5:5-6 大事なのは愛によって働く信仰
  5 私たちは、信仰により、御霊によって、義をいただく望みを熱心に抱いているのです。6 キリスト・イエスにあっては、割礼を受ける受けないは大事なことではなく、愛によって働く信仰だけが大事なのです。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃律法を行うことによってはだれも、たとえモーセであっても擬人ヨブであっても神の前に正しい、義とされることはありません。しかし真の義人であるイエス・キリストが律法を全うし、完全な生涯を送り、わたしたちすべての身代わりに死んでくださいました。それは彼はわたしたちの罪のゆえに呪われ罰を受け死ぬけれども、わたしたちが彼の義によって祝福され、命を得るためでした。わたしたちはキリストを信じる信仰によってすでに義とされているのです。そして信仰を通してくる御霊によって、その望みを豊かに持っているのです。キリストが来られ、神の霊である御霊がわたしたちに来た以上、もはや律法はかつての意味を失っています。かつては律法を守り、割礼を受けることが神を信じる民とそうではない民を区別していましたが、今はその意味を失ったのです。たとえ神との契約の印である割礼を受けても、心底神を信じているかの区別はどちらにしてもできません。もし神をよく信じずに割礼を受けたなら、割礼はただの肉の傷以上でも以下もなく、神の前に何の意味もありません。しかし御霊がその人にうちにいるのであれば、その人と御霊を持たない人には明白な区別があることは周りからも明らかなはずです。ですから割礼をはじめ他の律法もかつては意味があったことですが、今は意味がなく、それを守ったところで神の前にプラスにもなりません。むしろそこに固執し、それによって義とされることを望むのであればマイナスにもなります。今キリストにあって大事なのは、「愛によって働く信仰」だけです。愛によって働く信仰こそ、その人のうちに御霊が働いてる動かぬ証拠だからです。ただ信仰だけでなく、「愛によって」働く信仰です。
21Aug
- ガラテヤ 5:2-4 良い行いをしながらキリストから離れることもできてしまう
  2 よく聞いてください。このパウロがあなたがたに言います。もし、あなたがたが割礼を受けるなら、キリストは、あなたがたにとって、何の益もないのです。3 割礼を受けるすべての人に、私は再びあかしします。その人は律法の全体を行う義務があります。4 律法によって義と認められようとしているあなたがたは、キリストから離れ、恵みから落ちてしまったのです。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃もし律法を守り通し、それによって義と認められようとするのであれば、自分の好きな律法をその時々で守ればいいというのではなく、律法全体をすべて完璧に常に行う義務が生じます。そして未だかつて、律法全体をすべて守り通した人はいません。あの忍耐強いモーセも神のすべての命令に従うことはできなかったし、律法がもたらされる前ですがヨブのような神が義人とお墨付きを与えるような人物でさえ、自己義に陥ってしまいます。このことは、人間であれば、罪人であれば、やはり追い込まれた時に最後には神の義よりも自分の義に陥ってしまうということを示しています。人間は弱いので自分の力で自分を聖く保っていくことはできません。残念ですが、そこに例外はありません。そうでなかったらキリストがわたしたちの罪のためにわたしたちすべてのために死ぬ必要はなかったはずです。ですので自分の力で律法を守ろう、そうして救わようというのは不可能ですし、それゆえ神が用意してくださった救いの道をまったく無駄にする行為です。そういう人は実は義を行って神に近づこうとしながら、かえってキリストから離れ、キリストの恵みから落ちてしまったと、聖書は言います。良い行いが無駄なこと、と言ってるのではなく、良い行いによって自分を正しくしようとし、また救われようとしている行為が、無駄なことで、キリスト死をまったく無意味にする行為だということです。救いと関係なく、また自分を正しく見せようとするわけでもない、ただ神の恵みが素晴らしいので彼にならった正しい良い行動をしたい、というのとはまるで次元が違うということです。冒頭でパウロが「よく聞いてください」と言っているように、わたしたちは霊的にまどろんでいたりぼうっとしていると、たちまちキリストの恵みから落ちて、自分の救いと自分の正しさのために良い行いしてしまうので注意したいですね。
20Aug
- ガラテヤ 4:29-5:1 これから自由になっていくのではなくもうすでに自由
  29 しかし、かつて肉によって生まれた者が、御霊によって生まれた者を迫害したように、今もそのとおりです。30 しかし、聖書は何と言っていますか。「奴隷の女とその子どもを追い出せ。奴隷の女の子どもは決して自由の女の子どもとともに相続人になってはならない。」31 こういうわけで、兄弟たちよ。私たちは奴隷の女の子どもではなく、自由の女の子どもです。1 キリストは、自由を得させるために、私たちを解放してくださいました。ですから、あなたがたは、しっかり立って、またと奴隷のくびきを負わせられないようにしなさい。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃わたしたちキリスト者は律法の元にいる奴隷ではなく、御霊の元にいる自由人です。縛りようにもキリストによってすべての罪がゆるされ、かつその罪の罰も終わっているので、わたしたちは律法のような規則に怯えて生活する必要はありません。キリスト者になると、真っ先に自由がなくなると考える人たちが少なからずいますし、教会での奉仕活動やメンバーシップ制がそのようなイメージを大いに与えていることでしょう。しかしそれらをさせるために神がわたしたちを召したわけではないのです。罪が完全にゆるされ、父なる神との正しい関係に入り、天地創造の時に神がもともと意図した神との家族としての親密な交わりを楽しむためにわたしたちは召されたのです。神はなにか持っていないかのように私たちの持ち物や財産に興味はありません。奉仕をすることも、わたしたちが何かをやるより、神ご自身がやった方が間違いもなく、何億倍も良い奉仕ができます。だから神はわたしたちの能力や財力を求めていません。いや、そもそもそれらすら神のものであり、わたしたちのものなど一つもありません。アブラハムや名だたる信仰者たちはいろんな犠牲を主に捧げたかも知れませんが、すべてを求めている主なる神がまことに求めているものは何を考えたことはあるでしょうか？それはわたしたちの子どもたちの「心」です。父に信頼し切っている「心」こそ神の求めているものです。形としてものや行いの犠牲があったかもしれませんが、神はそれらではなく、そのものや行いの裏にある動機に目を止められます。それが義務感や恐怖や、自己実現、自己義ではなく、神への深い信頼と愛からのものであるか、に目を止められます。そしてそれが本当に神への深い信頼からの良い犠牲であればそれは絶対人間自身によってできたものではなく、御霊によってできたものです。御霊に満たされ、神との親密な関係にとどまるとき以上にわたしたちが圧倒的自由を体験する時はありません。御霊から自分中心になるときに、この神とのスイートな関係の中心から遠ざかっていきます。それとともに、わたしたちはまた何かに縛られるようになってしまいます。御霊のうちにとどまり、自由のままに生きていきましょう。
19Aug
- ガラテヤ 4:21-28 約束の子であればもっと自由と恵みに期待していい
  21 律法の下にいたいと思う人たちは、私に答えてください。あなたがたは律法の言うことを聞かないのですか。22 そこには、アブラハムにふたりの子があって、ひとりは女奴隷から、ひとりは自由の女から生まれた、と書かれています。23 女奴隷の子は肉によって生まれ、自由の女の子は約束によって生まれたのです。24 このことには比喩があります。この女たちは二つの契約です。一つはシナイ山から出ており、奴隷となる子を産みます。その女はハガルです。25 このハガルは、アラビヤにあるシナイ山のことで、今エルサレムに当たります。なぜなら、彼女はその子どもたちとともに奴隷だからです。26 しかし、上にあるエルサレムは自由であり、私たちの母です。27 すなわち、こう書いてあります。「喜べ。子を産まない不妊の女よ。声をあげて呼ばわれ。産みの苦しみを知らない女よ。夫に捨てられた女の産む子どもは、夫のある女の産む子どもよりも多い。」28 兄弟たちよ。あなたがたはイサクのように約束の子どもです。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃比喩でアブラハムの二人の息子が出てきますが、一人は女奴隷ハガルによって生まれたイシュマエル、もう一人は正妻サラによって生まれたイサクですが、サラから生まれた、というより、神の約束により、その約束によって生まれました。人間の思いによって生まれたのではなく神の意思によって生まれた子供です。聖書によれば、この女奴隷ハガルと正妻サラは2つの契約の比喩です。ハガルは律法を中心とした古い契約を指し、サラはキリストの血による新しい契約です。そしてハガルが奴隷だったように、子どもも奴隷であり、それは今のイスラエルを指しています。イスラエルが何の奴隷かというと律法の奴隷です。しかし、サラから生まれたイサクが約束の子だったように、わたしたちがキリストを信じるならユダヤ人という血統にはよらず神の御霊によって約束の子どもとして生まれます。そして御霊の元にあるわたしたちは、すべてのものから自由な存在とされています。律法はもうわたしたちを縛ることができません。キリストがわたしたちの罪をすでに精算してくださったからです。神が罪を認めないので、この罪のせいで神から罰を受ける、呪われる、不幸になる、だから正しく生きなきゃ、と義務感から善人を演じる必要もありません。すでにわたしたちのためにキリストご自身が罰を受け、呪われ、不幸となったからです。ですからそのような恐怖からも義務からもまったく自由なのです。わたしたちはもっともっと恵みをかみしめ、恵みを信じ期待していいんです。
14Aug
- ガラテヤ 4:19-20 信仰こそわたしたちの霊的利益を最大化してくれるもの
  19 私の子どもたちよ。あなたがたのうちにキリストが形造られるまで、私は再びあなたがたのために産みの苦しみをしています。20 それで、今あなたがたといっしょにいることができたら、そしてこんな語調でなく話せたらと思います。あなたがたのことをどうしたらよいかと困っているのです。＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃信仰とともに御霊が私たちのうちに住まわれ、御霊の働きによって、古い今までのわたしたちは死に、神にかたどり造られた新しい人に霊的に生まれ変わります。その新しい人こそ、キリストです。わたしたちは信じた瞬間から決してキリストと切り離された存在ではなく、キリストの体として、キリストにつながった存在となります。なので、キリストが遠く離れているイメージ、自分のうちにキリストが住んでいないイメージは、まったく聖書的ではありません。これらのことは信仰を通して、御霊によって起こります。ですので信仰から離れ、行いによって救われようとしはじめると御霊は働かなくなり、形作られたキリストは形をなさなくなります。わたしたちが神から与えられたキリストの恵みに対する信仰は、カジュアルに手放していいものでは決してなく、今も、そしてわたしたちの命が終わって主とあい見える時にも、最大限の報いをもたらしてくれるものです。

ヨハネ1:1-3 キリストが神であること、三位一体、そのことばの力強さ

ガラテヤ 6:16-18 あなたはキリストの焼印を帯び、真のイスラエルとなっているか

ガラテヤ 6:14-15 キリストの十字架以外に誇りとなるものがあるのか

ガラテヤ 6:11-13 教会（人）が聖書的でないときにどう指摘するのが最善か

ガラテヤ 6:9-10 善を行い続ければやがて大きな刈り取りがある

ガラテヤ 6:7-8 それは神からの呪いでも罰でもなく、自分のした行為の刈り取り

ガラテヤ6:6 教える人、教える賜物、健全な教え、教える人と良いものを分かち合うこと

ガラテヤ 6:3-5 立派なのはわたしたちではなく主

ガラテヤ 6:1-2 キリストの律法を全うすることこそ信仰者の本懐でありゴール

ガラテヤ 5:24-26 罪に打ち勝つ秘訣は聖霊

ガラテヤ 5:19-23 御霊にいるのか肉にいるのかを判別する手段

ガラテヤ 5:15-18 御霊にあるものは罪に打ち勝つ

ガラテヤ 5:14 律法は613あるが主が本当に求めてることは？

ガラテヤ 5:10-13 神を愛していれば肉の働く機会は失われる

ガラテヤ 5:7-9 よく走っていても堕落することがある

ガラテヤ 5:5-6 大事なのは愛によって働く信仰

ガラテヤ 5:2-4 良い行いをしながらキリストから離れることもできてしまう

ガラテヤ 4:29-5:1 これから自由になっていくのではなくもうすでに自由

ガラテヤ 4:21-28 約束の子であればもっと自由と恵みに期待していい

ガラテヤ 4:19-20 信仰こそわたしたちの霊的利益を最大化してくれるもの