大学の友達、Haruが好きだと言っていた 
住野よるさんの「また、同じ夢をみていた」を
やっと
2、3年越し読み切った。


文頭だけを読んでは飽きて閉じるばかりだった。

でも今青春18切符で電車移動だらけだから
いい機会だと思って小説を読みまくっていた。



そしたら、止まることなくずっと読み
続けていて気づけば
もう終盤。

頭から最後まで
昼から深夜まで読んでた。
でも一日で一週目が終わってしまった。





本サーチよだれ
〈あらすじ〉

学校に友達はいないけれど、
学校の外に様々な年代の人、猫の
友達がいる女の子。

つまらない学校が終わると、
いつもその人たちに会いに行き、のんびりと
遊びます。


大好きな先生は国語の先生。
「幸せとは」
という命題を各々が考える授業があります。


女の子は必死に考えます。
色んな友達に幸せってなあに?
と聞いて回ります。



女の子が幸せってなんなのか、
それを見つける物語です。










キラキラ物申す
〈評価〉

評価なんておこがましいことは
重々承知だが
『また、同じ夢を見ていた』
評価::★★★★☆


なにが星5かというと、
『吸涙鬼』
です。








         ラブラブ
よだれ
〈感想〉




①なんどでも読み返したくなる作品

この小説は
このネタバレを知らなかったら
まず一周目、驚きに包まれていくでしょう。

だから、何回もその伏線を拾い上げる作業ができ、
色んな立場で読み返すことが出来るので、
何度でも楽しめる小説。



②幸せってなんなの、
最近私もよく自分に問うことがあった。



③好きなシーン、セリフ





④最後夢オチかーい!笑
おぉ、タイトル回収ここですんのね




⚠️ここからネタバレ含む⚠️



ここで最大のネタバレを
ご提供。




どうぞ気をつけて





知らない方が、
この小説を一周目を面白く楽しくします。







             雷
⚠️真顔
〈ネタバレ〉











主人公の女の子と
登場する南さんやアバズレさん、おばあちゃんは
同一人物だということ。


女の子が迫られる選択で
女の子が選ばなかった選択を取った未来の自分自身
それが、彼女たちだった。  


南さんは、「両親にごめんねがいえなかった」
アバズレさんは「桐生くんと向き合えきれなかった」
おばあちゃんは「桐生くんと結ばれなかった」



桐生くんとは、
この物語の中で唯一、
この女の子が学校で友達になれる
絵の上手な男の子のことです。








    はてなマーク
にっこり
〈幸せ〉


小説の最後。
南さんやアバズレさんが
選び取れなかった選択肢を選びとった
小学生だった女の子が
大人になっていた。



『幸せとは』
自分が嬉しく、楽しく感じたり
大切な人を大事にしたり
自分のことを大事にしたり

そういった行動や言葉を
自分の意思で選べることです。
 

ダウン
幸せは歩いてこない、だから歩いていくんだね。
幸せは自分で掴むもの。


これが、彼女の出した幸せの定義だった。
 











私にとっての幸せってなんだろう。


幸せは誰かが勝手にくれるものじゃない。
自分自身で掴み取るもの。

みんなそれぞれに幸せの形があればいい
世間一般的に言う形しか幸せは無い。 
なんてことはない。


結婚して幸せな家庭を築くこと?
なにか夢中になれるものや趣味があること?



それらも幸せの形であることは間違いないけど、
それらを押し付けることはしないでよ
って思ってしまう。












 私にとっての幸せは、
ビックリマーク当たり前があること。』


家族がいること
友達がいること
ご飯が食べれること
誰かを抱きしめれる身体があること
音楽が聞ける耳があること
世界を広げる口があること
幸せを目撃できる目があること



私のお話を聞いてくれる人がいること
帰りを待ってくれる家族がいること
いつもご飯が出てくること

 








いつも忘れてしまいがちだし、
毎日繰り返される当たり前の日常に
飽き飽きする時もあったけど、


それが当たり前じゃないってこと
感謝するべきことなんだってこと
 

それに気づく作業が必要だと思う。 

だから私は一人旅をして良かったなって思う。



















アニメや漫画、映画や小説
そういった物語を沢山楽しむだけの未来があること

旅に出ればこの世界には
私の知らない様々な知識や経験が待ってること
知り尽くせないくらいたくさんあること。

生きれいれば、
誰かとの出会いがあること
その誰かの人生を楽しむ、
そして、私自身の人生という物語を
特等席で見続けることが出来ること。

絶対絶名のピンチ 
(失恋、挫折、絶望、喪失、迷子)
私は21歳という年齢でも
それなりにあった。

でも今も生きてる。
生きづづけてる。 
それは今までの苦難を自分自身の力で
なんとか、どうにか、解決し、折り合いをつけ、
逃げて、隠れて、探して、考えて、動いて
生き続けてくれたということ。
私の強さ。

 
自分語りしてごめんなさい。
今、まさに、自己肯定感を高める作業をしてるの。
ありのままの自分でいいんだって
心から思えるように。







あなたにとって幸せってなあに?