神楽坂のフレンチで一番有名なのはラ・トゥーエルだと思いますが、そのお店のすぐ近くに、わずか十数席しかない小さなフレンチレストラン「ア・マ・テラス」があります。
外観からは中の様子が全く分からず、静かで落ち着いた隠れ家的なお店です。
このお店のこだわりは、契約農家から仕入れた有機野菜を使っている料理であること。
料理の味は全体的にあっさりとしていて薄味で、素材の味を楽しむことが出来ます。
今回は土曜にランチを頂きました。コースはABCの2200円、2850円、3800円のコースと、予約が必要な特別コースがありますが、今回はCコース3800円を頂きました。
Cコースは
「アミューズ」
「オードブル」
「魚料理」
「肉料理」
「お任せデザート」
「コーヒーまたは紅茶」
となっています。
まずはアミューズから。
たまねぎを使ったソルベで、塩が効いたちょっとしょっぱい不思議な味。
たまねぎの甘さとやわらかい香りがして、とっても新鮮なアミューズでした。
つづいてオードブル。
オードブルは5種類から選べたのですが、私が頼んだのはこちら、
「マリネにしたサーモンのミキュイ サラダ仕立て」
まさか、こんなに大きな切り身が出てくるとは思わなかったのでびっくりしました!
周りにはマリネにされて酸味があるかぼちゃや大根などが盛り付けられており、
サーモンは表面はパリッと、中はふんわりとした生状態。
美味しいけれど、食べ終わる頃にはちょっと飽きる感じでした。
こちらは一緒に行った母が頼んでいたオードブルの「ウニのブランマンジェ」
青海苔の香りが効果的で、うにの濃厚さと相まって、海の恵みを口の中で堪能できる
一品でした。
こちらのほうがオードブルではオススメかな。
そして魚料理。「イサキのワイルドライス付け焼き バルサミコのソース」
魚の周りにワイルドライスがパリパリになって焼かれており、こちらが香ばしくてよかった。
イサキそのものも美味しくいただけたのですが、何より感動したのが、この下にあるナス。
魚の下にはよく焼かれた青茄子があるのですが、水分がちょっと少なめで、ナスの
クセがあまりなく、すごく食べやすかったし美味しかったです!
ナスが苦手な私がそう思うのだから、これはスゴイ。。。
ただ、オードブルで頼んだサーモンの量が非常に多かったこともあり、魚が連続して
ちょっときつかったです・・・。
そしてお肉料理の「薩摩地鶏モモ肉のグリエ 赤ワインのエッセンス」です。
お肉が非常に柔らかくてジューシーです!赤ワインのソースは、もっと濃厚なのかと
思いきや、あっさりとしていて、お肉につけるとほのかなアクセントになる程度。
あくまで素材の味を活かそうとしているんだなと感じました。
そして、肉料理なのに油っこくない。ここまででかなりお腹がいっぱいだったのに、
ペロッと食べてしまいました。
また付け合せのかぼちゃ、パプリカ、セリなど、とにかく野菜がたっぷりで、しかも美味しい。
この日の最後のデザートは、ヨーグルトのシャーベットと玄米のブランマンジェでした。
口の中がサッパリとして、甘すぎず、非常に良い〆だったなと思います。
3800円のコースはかなり量が多かったので、次はBコースあたり(メインが1つのみ)でも
いいなあなんて思いました。
でも、あっさりとした味付けと、有機野菜をうまく引き出した料理が気に入りました。
またぜひ伺いたいお店です。
「ア・マ・テラス
」
住所:東京都新宿区神楽坂6-8-18
電話番号:03-3513-6505
営業時間:火曜定休
ランチ 11:30~14:00(L.O.)
ディナー 18:00~21:30(L.O.)