車好きなら一度は乗ってみたい

ミッドシップスポーツカー。

エンジンという重い重量物を

ホイールベース内 (前輪と後輪の間)

に置いて旋回時の安定性、ひいては

旋回スピードの向上を目的として

現在ではレーシングカーの多くは

 ミッドシップレイアウトを採用している。




1991年…フランスのル・マン24時間レースで
日本車初の総合優勝したマツダ787B。
スポンサーのレナウンも2年前に倒産し
時の流れを感じるね…(T_T)



ミッドシップの分かりやすい例として…

ランボルギーニ・ミウラのシャシーは

フロントにラジエター、スペアタイヤ、

座席後ろにV12エンジン…

運動性能と引き換えに人間の乗る

スペースは限られてくる


ミウラのシャシー



ミッドシップが一般的に普及しないのは、

定員が2名になること…

スポーツ性を意識した作りなので

トランクも狭く ( 無いものも )

家族持ちだと全員乗れない…

日常ユースには何かと不便な点で

ミッドシップ車は作ってもそんなに

 売れないから…メーカーも作らない。


しかしながら…売れなくとも

メーカーの技術力の誇示や

スポーツカーという憧れの的が存在する…

というイメージ戦略… はたまた…社内の

車好きたちの趣味で作られることもある




フェラーリ458
レーシング・コンストラクターから
スタートしたフェラーリらしく
大人しいモデルを作った歴史がない。



アウディR8
アウディは創業以来セダンばかり
作ってきたメーカーだから…
こうしたミッドシップ車を作るのは
イメージ戦略だろう…
ランボルギーニを傘下にしたのも
  そうしたイメージ戦略にプラスに…




今日はそんな市販ミッドシップ車

の中から…比較的安価で(新車発売当時)

小型のモデルを独断でピックアップ。




フィアット X1/9



1972年発表…翌年から販売開始した
X1/9 は…ミッドシップ車としては
異例のヒットとなったようだ



全長 3.9m 全幅 1570ミリ 全高1170ミリ
重量 890kg は現在の基準からしても
小型、軽量。


画像で見ても車体の小ささがわかる。
ドアのすぐ前と後ろに車輪があり
後輪前の僅かなスペースにエンジン。


フィアット X1/9 はベルトーネの
マルチェロ・ガンディーニがデザイン
設計にまで関わっている。
フィアット…というメーカーに品質や
走りを期待するのは違うが…
X1/9 は非常に良く出来たモデルのようだ


ガンディーニはランボルギーニ・ミウラ、
カウンタック、ランチャ・ストラトス等…
名車…スーパーカーの代表的なモデルを
数々デザイン、設計した名デザイナー。


現在…国内で売られている X1/9 は4台。
内…3台は 260万から300万…
1台は価格応談…笑い泣き


X1/9 には、ダラーラ・モデルというのが
存在する。ダラーラとは…ミウラや
デ・トマソ・パンテーラ等を設計し
後にF1に行ったエンジニア。


X1/9 ダラーラ

市販型ダラーラ


動画は全て短いのでよかったらご覧ください…(_ _)







ポルシェ914


フォルクスワーゲンと共同開発したモデルで
1.7 L - 4気筒エンジン、または
2 L - 6気筒エンジンをミッドに積む


914 のリアビューはなかなかいい…
フロントマスクはそれほどでもないから
この車を眺めるのはもっぱら…お尻…ニヤリ



その成り立ちから…
ワーゲンポルシェと言われる914。



現在日本国内で売りに出ている914は2台。
約 800万円と価格応談…ガーン
価格差と…ガンディーニのデザインと
考えたら…X1/9 だね…ニコニコ




トヨタMR2



日本車初の市販ミッドシップ車。
この初期型は…直線を基調とした乗用車的な
 味付けのミッドシップのエントリーモデル。
おそらくは…先に挙げたX1/9 の影響を
受けたデザインではないだろうか…


初期型MR2と言えば…
このツートンカラーが思い浮かぶ



現在…売りに出されている初代 MR2 の相場は
130万から400万…ブラス応談…


このガンメタの個体…なかなかいい…



2代目 MR2


初代から大型化した2代目。
エンジンも2リットルに



この紫とも青とも言えない独特の青…
いいな…おねがい 赤や黒もいいけど…
この色…欲しいかも…おねがい



サイドビューはシンプルでいて
美しさも感じる。着座位置が
車の真ん中辺りだから…自分を中心に
車が旋回する感覚を味わえるだろうねニヤリ



スタジオ撮影もいいけど…
スポーツカーは…こうした小雨や…霧雨…
ボディに細かい水滴…こんな天気に
かえって美しさが際立つね…おねがい



実際に買う予定はないけど…
おそらくは壊れまくるであろう
フィアットX1/9 やポルシェ914を買うなら
この2代目MR2がいいね ニコニコ




ホンダ・ビート


軽自動車のミッドシップだから
排気量は660㏄で、3気筒エンジンを
横置きに配置。
1991年から5年間…製造、販売された


個人的には…正直…好みではないのよね…
顔もリアも乗用車的すぎる…(T_T)


軽自動車は排気量や寸法が規格で
決められているので…660㏄エンジンで
それなりに走らせるには…とにかく
軽量化。僕も社用車でさんざん軽に
乗ったけど…軽量化ゆえに事故の時の
安全性は低下するのは宿命かも…(T_T)
安全性を優先するならば…
そろそろ軽の規格を見直したほうが
いいと思う…(T_T)


現在…結構な数の中古車が出回っていて
最安値が約50万円…
一番多い価格帯は70万から150万…
中には300万円などと…ぼったくった
所も…いくつか…(T_T)



ホンダS660


ビートの後継車として2015年に発売された
S660。異なる車種でも同じマスクにする
最近の傾向で…NSX風のマスクに…


乗ったことはないけど…
スペックを見る限り  
乗れば楽しいと思う…



今年3月に生産を終了した…。
世は…電気自動車に向けてエコな時代…(T_T)
趣味性の高い車はますます絶滅危惧種に…




ランチャ・ベータ・モンテカルロ





先月に書いたブログ「かっこ悪い車たち」に

ランチャから2台もエントリーするなど…

不名誉な評価をしましたが…

ランチャは…このモンテカルロのように

格好よく…レースで活躍した車を多く

作っていた由緒あるメーカー…

それだけに今のランチャに見る影もなく

その没落ぶりには残念でならないね…えーん



一見すると…フロントマスクは
乗用車的にも見えるけど…全体的な
 フォルムはミッドシップそのもの。
デザインは…多くのフェラーリを
手がけたピニンファリーナ


1975年販売開始


エンジンは4気筒2リットル。
全幅は1700ミリ以下で、ホイールベースも
2300ミリ以下だから、十分「小型」に
分類していいでしょう…




モンテカルロには、角目ライトと
丸目4灯があり、丸目4灯は後の
037ラリーやデルタ・インテグラーレの
ような顔立ちなので…個人的には
モンテカルロの個性は角目にこそ
感じるんだよな…



ランチャ037ラリー
上の丸目4灯のモンテカルロと
よく似ている


デルタHFインテグラーレ
ミッドシップから
フロントエンジンの4輪駆動に。
顔は丸目4灯モンテカルロ…037路線



モンテカルロにもレース仕様が存在する。
グループBや、グループ5がそれで
他のランチャ同様…スポンサーカラーは
アリタリアやマルティニカラー…おねがい


グループB



モンテカルロのレース仕様は
ガラッと変わるね…おねがい
格好わるい車が何をしても格好よく
ならないけど…元がいいんだよね…照れ



現在…国内では1台も売られてなく…
3年前の海外のオークションで
レストア済の通常モデルが3万ドルで
落札された…。3年前の1ドル=115円
とすると…345万…?ガーン
一桁以上…違うんじゃないの?…と
思うほど安い…ガーン


グループ5のターボモデル









マトラ・シムカ・バゲーラ



マトラ社は、かつてフランスに存在した
自動車メーカー。1983年まで自社製
モデルを生産していた。


ミッドシップに付き物のエンジン冷却用の
エアインテークやスリットが無く…
一見するとミッドシップに見えない。


一見…ロータス・エクラ風…



シートは前列3人。運転席だけ少し
離れていて、残り2つのシートが近い




排気量は初期型は1.3リットル
75年のバゲーラSというモデルは
1.4リットルにアップ




総生産台数は47802台だそうで…
この手のモデルにしては作られた方だね…

現在…国内での販売価格は…
さすがに1台も売ってない…グラサン



なぜか…セクシーな女性が登場する…照れ