風が ごお。 風が ごお。 まどをしめていても ぴゆうううう。 ベランダに出ると 細かいつぶが顔に当たる。 ちっちゃいかたい雪が 風に乗ってここまできてるよ。 西の山は きょうもあんなにしぐれてる。 まだ 春をゆるしてくれない。 カメラを持つ手がかじかんじゃうから あわてて部屋に入るけれど あの桜は 逃げることも隠れることもできない ううん 逃げることも隠れることも しない。 太陽を信じて 手を伸ばす。 トイレのカレンダーに <明日を信じる>って 書いてあった。