甑島は「こしきしま」 薩摩川内市が読み方変更、島民反発も | Handymanz Junk Shop

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 甑島は「こしきしま」 薩摩川内市が読み方変更、島民反発も
2014/09/24 【西日本新聞】掲載記事を転載

鹿児島県薩摩川内市が、東シナ海に浮かぶ同市の離島「甑島」の正式な読み方を「こしきじま」から、島が濁らない「こしきしま」に変更していたことが、市への取材で分かった。国土地理院に今年4月、変更を申請、8月に呼称変更が実現した。市は「市民へ強制はしない」とするが、教科書や地図=写真は帝国書院の地図=は「じま」の表記が大半で、教育現場の混乱を招きそうだ。

 市は「読みが混在していたので、平安時代の文献や合併前の旧村の郷土誌で本来の読みを確認して変更した」と説明。合併5周年記念に制定した市民歌は「ひかりかがやくこしきじま」と歌っているが、「歌詞の変更はしない」とする。

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〔2014/09/24付 西日本新聞掲載画像より〕

  甑島列島は南西方向に上甑島、中甑島、下甑島が連なり、2004年に合併で薩摩川内市となった。荒々しい奇岩が魅力で県が国定公園指定を申請、市は観光振興に力を入れている。市は「読み方を統一した方が対外的に説明しやすく、観光PRも効果的」と話す。

 県の小学校の副教材「わたしたちの鹿児島県」や帝国書院(東京)の地図には「じま」とルビが振ってある。帝国書院は「国土地理院の情報を確認して来年度発行分から変更する」と話す。薩摩川内市教育委員会は校長会で公的には「しま」を使うことを報告した。上屋和夫教育長は「混乱がないよう指導したい」と述べた。

 一方で島民から反発も。下甑島の市議江口是彦さん(70)は「島の名前は文化や歴史の問題。島民の意向も聞かずに問題だ」と憤慨。椋鳩十さんの児童文学「孤島の野犬」でも下甑島を「じま」と読ませているといい、「議会で撤回を求める」と語った。

=2014/09/24付 西日本新聞朝刊=