ヨナス・ヨナセン
「窓から逃げた100歳老人」のその後。
アラン・カールソンは101歳。まともや世界的な危機現場になぜか居合わせる。が、タブレットを見るのに忙しく自らは動かない。まきこまれて世界をまたにかける。今回はインドネシア、インド洋、北朝鮮、スウェーデン、アフリカを
うろうろと飲み食いしおとなしい。さすがに年相応に能力が落ちたのかと思いきや、最後にタブレットから手を放し
「(以前の世界は単純だったのに情報が多すぎて)
考えるのに疲れた」とのたまう。賢人健在であった。
作者は2018年にこの物語を書いていて邦訳はそのあと。
あとがきで解説者は
「くたばれトランプ、頑張れメルケル、怖いぞプーチン」と
この本を紹介する。最後に「明日くらいは気楽に生きてみようか」ということが書いてある。そんな気がした。
ウランと棺桶とアスパラガスの商売が登場する。この本には金正恩も登場する。2018年以降はコロナの影響もあった。
プーチンが選挙で再選され、EU、東欧、中東、アフリカは、ますます混とんとしていて北朝鮮、韓国、中国、台湾問題も
先が読めない。アラン・エマニュエル・カールソンだったらどこで、どう生きてるのか想像するとちょっと面白くなる。
アスパラガスの商売はどうなっただろうか