実家は窓が多く日がよく差し込む。前の家は日が射さない構造で、引っ越しで家具をどけたらカビがあった。隣家の親戚に遠慮しつつ40年暗い暮らしがそこにあった。

 

それから20年。

両親が晩年に建てて暮らしている家は四方八方に窓がある。

遮るものがない隣家からの眼もありカーテンで閉め切っている窓もある。父は亡いが母は暮らしている。

 

毎朝の日の出、朝日に感動する母は太陽に祈るにはどういう風にしたらよいのかと聞いてきた。宗教と信仰をもたないが太陽への感謝を示したいらしい。

 

インドのヨガやイスラムの祈りのように両手を挙げて万歳のようにしたらどうかと提案したら笑っていた。