劉 早川書房

壮大な人類存亡に関する中国産SF。

黒暗森林からのその後の話は起伏に富み軽い興奮とざわざわするような心持ちやドキドキするようなシーンも満載である。均衡が破られ三体世界からの逆襲から人類がオーストラリア大陸に集められ、さらに三体人類の故郷星系への干渉、

地球の危機への準備や対策と終焉、約束の星への最後の人類の光速船脱出。宇宙全体の転換

難しい理論の話を頭使いながらざっくり理解し、ゆっくりと上下巻読み進める。

 

ヒロインは冬眠を繰り返し長い時の流れの世界の盛衰と文明の最後を見届けるような役回りになった。ユングの集合的無意識としての原型、老賢者みたいなイメージのキャラがでてくる。おばあさんみたいな存在はでてこない。従来の物語とは違う物語である。

 

文明の終焉と継承は仏教経典でいうところの智慧をどう扱うかという教えにも似ていることに思い至る。

 

 

米訳されたものを翻訳したものである。本国では大流行して映画まで作られているらしい。中国語だともう少しわかりやすいのかなあと思いながら読んだ。