涼しくなってきたので、室内で作業を積極的に行えるようになってきた。例えば湯を沸かす染色などである。
10月4日は暑かったので、インド藍の染料を還元し、衝立布の染め直しと、柿渋液を染色や木製品紙製品への工芸に使った。滞っていた織物も少し織り進める。
しばらく古書・中古材、染織品の販売は力を入れないことにした。火曜日のみ金銭を扱う。恒常的な商売駆け引きに身が入らない性格なのだから、しかたがない。お店をすると後の疲れが労力に勝る。利を得る金持ちにはなれないなあと思う。
縄文ブームではないが、古代布織物生活様式に関心が向いている。民俗学的考古学なる研究があるようだ。石器・骨道具、木製品に漆の使用も発見されているようだ。判定住生活の中では道具や生活技術や知恵の伝承があったに違いない。
狩猟採集だけでは社会生活は成り立たない。きれいな上等の織物は交易で発展していく技術と思う。民話には献上品としての織物が出てくる。生活の中での編む、布用にして道具として繊維を利用する技術は洗練はされていないが日常の中でもっと簡便に容易に使われていたのは古代からあるのではにかと思う。
縄文土器は形や装飾に注目が集まるがその用途に、煮炊きだけではなく繊維の加工染色や、土器や粘土の運搬そのものに糸を編み縄や袋にして使うということもあったのではないかと思う。だから縄目文様が付く。
博物館に行くと生活再現模型がある。半裸で地味で単色の貫頭衣は生活がつまらなそうにみえる。もう少しわくわくしたような色合いや模様が生活の中に彩られていたのではないかと、各手工芸の道具や、材料、教材を整理しながら思うことがある。アフリカ、アジア、南米や各世界の民族の布使用をみるとさらにそう思う。