山口瞳 新潮文庫 400円

あわせて 人生作法入門 というのも 読んでみている


もう数年前に亡くなっている作家であるが 週刊誌に連載されているころは、まったく興味をもてなかった。

今 エッセイ集をよむと なんて文章がうまいのだろう、嫌味なく主張がある。内容はきついのだが・・・。


たとえば

p115 「食器類」

洋皿に刺身---女郎買いの糠味噌汁

という壱話


この人は ある程度社会的に地位を得て暮らす人の 日常使いの食器について

品格を求めるのだが なかなか うなづけるものがある。


ワンプレート、プラスティック材 ではおかしいのである。


事足りて生活に欠くということがあってはならぬ。

生活の味わいというものをうまく表現しているなあと思う。