オリバーサックス 著 吉田利子訳 早川書房 1997


色彩が感じられなくなった画家

記憶することができなくなって過去にとどまり続ける人

仕事中と飛行中は優秀で敏腕のトゥレット症候群の外科医

盲目だったが視力を回復してから、かえって困った人

特異な記憶の才能を持った画家

自閉症のスティーブン


7人目のテンプル・グランディンは  「自分は火星の人類学者のようです」という人。

大変努力し人の社会で事業と地位を得て成功している人であるが自閉症という障害を持つ。

この人のおかげで、自閉症の障害というものが よくわかるし

そして決して希望の持てない障害ではなく、人生をともに歩んでいけるような気がしてくる


P304 テンプルの言葉が引用されている。

自閉症のおとなや両親はよく、自閉症に腹を立てます。自然か神かわからないが、どうして自閉症、躁鬱病、分裂病などという恐ろしい状態をつくりだしたのか、と考えるのでしょう。しかし、もしこのような状態をつくりだす遺伝子が絶滅されたら、恐ろしい代償を支払わされるでしょう。少しばかりこうした素質をもっている人たちは創造性が豊かであるかもしれない、あるいは天才であるかもしれません・・・・・・科学がこうした遺伝子を絶滅させたら、世界は会計士に支配されるかもしれないのです。