開成・国立Jr実践オープン模試の保護者説明会の続編です。
前回は、ハイレベルテストの偏差値54がひとつのラインになると説明があったことと、都立日比谷に絡めたものをまとめました。
今回は5教科受験の開成、筑駒、筑附、私立難関校全体について説明内容を付け加えたいと思います。とはいっても話の多くは筑駒・開成の話に多くの説明時間が割かれました。
筑駒
理社で点数とることが必要。(筑附も同様)
社会:歴史、5W1Hを意識してほしい。いつ、どこで、だれが、というのを整理しながら理解することが必要。
判断力、洞察力が必要とされるので柔軟性が求められる。しかしながら国立なので、公立中の教科書を大きく逸脱した問題はでない。基本はしっかりやること。
理科:正確な知識力が問われる。本質を理解することが大事。
計算力も。整数のみならず、小数点も出てくるし、比率も。
電流、電圧、根本的な、本質的な理解が必要とされ、覚えた記憶、「知識」だけでは解けない。
数学:思考、解法を導くことが求められ、しかも時間は1教科45分。じっくり考えることができない💦
ハイレベルテストは、日々の確認テストの延長であり、普段の勉強内容のパターンが違う問題が出題される、いわゆる類似の問題、似たような傾向、それに対応できるだけでは筑駒は難しい。
解き切ること、論理的に考えて、言語化してはらおちすることが大事で、すぐに模範解答を見てわかったふりをしないこと!
英語:自由作文💦45分のうち、10分リスニング。長文がふたつ。
筑駒は、副教科4教科の内申も大事なので、中学の授業で副教科もしっかりおさえて高内申だとよい🙂↔️。結構有利のよう。
筑波大附属
繰り上げ合格は毎年6名ほど。安定して6人、7人が繰り上がるようで、2024年度も繰り上げ合格者候補には連絡があって、そのまま繰り上げ合格が決定したようです。
24年は出願者若干減少したが、東大合格実績が増え、お茶の水女子の倍率低下を受けて来年25年度入試では増加する可能性あり。
英語:問題が約1000語ぐらいの問題が2問💦。
理社の点数、筑駒同様大事
開成
無償化の影響と校舎建て替えで、人気上昇、第一志望者増加して
実質倍率があがり近年は繰り上げ合格者を出していない。(候補は連絡があるが、実際繰り上げはなし)
入試展望:
筑駒に比べると、理社の点が悪くても、英国数ができれば救済される可能性が高い。ただ、あくまでも筑駒に比べてなので、基礎はできていることが前提😅
数学:時間は1教科60分。じっくり考えることができる(!?)
(筑駒に比べると。。。)
理科:問題が少し長めに作られている。逆に、それがヒントになるので、よく読むことが受験の対策に。
英語:今回の開成・国立Jr模試は、開成のスタイルに近いように問題を作成(長文の比重を多い。リスニング20点、長文56点、残り24点。)
開成は文法で35点分あり、コツコツと単語を覚えてきた学生にとっては点が取りやすい傾向に(筑駒に比べての話だが)。コツコツとやっていると、いつか大成する、そんな子供に入学してほしいらしい。
渋谷幕張
ハイレベルで30%偏差値目標が54。しかしながら、2026年度受験生(うちの子供の代)においては募集人数を大幅に減らす予定。現在2クラス分約55名を、1クラス分約35名へと減少。
そうなると、偏差値目安基準は全体的に厳しくになり、偏差値目標も高くなる見込みで、26年入試組には厳しく、筑波大附属ぐらいの偏差値レンジ、難易度になるのではないかと予想される。
5万円で入学金の延納金が可能、都立の発表後決定することが可能。
感想
5教科開成・国立Jr 冠模試での説明会。
先生方、こんな傾向です〜なんておっしゃいますが、
💦をかくばかりのハイレベルな挑戦であるということをあらためて自覚しました。