そして翌朝、ちょうど通勤ラッシュの人混みに揺られながら、○○警察署まで再度訪れた。

しばらく署で待たされて監察医の方がいらっしゃった。
「このたびはお悔やみ申し上げます、ご主人様は検死結果で大動脈解離でした」と告げられた。

わたしはポカーンとしてそれがどんな病気かも分からずにいた。
監察医さんは簡単に言うと心臓の血管が裂けて破裂してしまったのではないかということでした。

わたしは監察医さんに聞いてみた。
「主人は亡くなるときはとても痛い思いをして亡くなったんでしょうか?」と

「いえ、これは憶測なんですがきっと意識がふーっと無くなって苦しむ間もなかったのではないか」と


わたしはそれを聞いて、主人が痛く苦しい思いをせずに逝ってしまったのが、せめてもの救いだったんではないかと。

そして検死と警察署での諸々の手続きが終わったあと、頼んでいた葬儀会社の車が迎えに来て、主人の亡き骸とわたしはやっと家に帰ってくることができた。