9月27日




妻籠宿を後にして、馬籠宿へ行きました。



妻籠馬籠は、中山道ハイキングとしてとても人気があります。



全長9kmでゆっくり歩いて3時間くらいだそうです。



馬籠~馬籠峠は急な短い坂、妻籠~馬籠峠はゆるやかな長い坂のため、馬籠宿から妻籠宿へ歩くほうが楽に歩けるそうです。



完全に残っている旧中山道、宮本武蔵が修業したと言われる男滝・女滝、番所跡の一石栃など見どころはたくさんあるそうですが、今回は日帰りのため諦めて、車で向かいました。



途中、県道7号線と旧中山道が交差しており、旧中山道の石畳を見ることができます。いつか歩いてみたい。


  国史跡「中山道」
馬籠峠から根の上峠までの総延長19.6kmのうち、中山道の旧態が良く残っている8.5km が史跡です。


標高790mの馬籠峠です。夕方になると夕日が綺麗に見える絶好のスポットだそうです。


馬籠峠にある「峠の茶屋」です。昔ながらの木で造られた茶店があります。地元産のクルミを使った五平餅や蕎麦が人気だそうです。


馬籠峠は岐阜と長野の県境。ここから岐阜県中津川市に入ります。



妻籠宿から車で15分、馬籠宿展望広場近くの駐車場へ到着しました。



馬籠宿
岐阜県中津川市馬籠4300-1
馬籠観光協会(馬籠宿観光案内所)
展望広場駐車場 無料



馬籠宿展望広場です。正面に恵那山を望むことができます。


恵那山(2192m)は、少し雲がかかっています。


馬籠宿高札場です。宿や村の庶民に法令を徹底させる手段として高札場が設けられていました。現在、馬籠では当時の場所に忠実に復元してありますが、その内容は1711年(正徳元年)の記録のものです。


人気のお蕎麦屋さん「恵盛庵」は、並ぶ人が絶えませんでした。


ここから馬籠宿を散策します。


馬籠脇本陣資料館(300円)です。木曽路の独特の文化や制度を知ることができる史料館です。


文豪・島崎藤村の出生地でもあり、本陣島崎家の跡地に建つ藤村記念館(500円)では『夜明け前』や『東方の門』などの作品原稿が展示されている他、終焉の地、神奈川県大磯町の書斎も復元されており、館内を一巡すると藤村の生涯をたどることができます。


木製製品のお土産屋さん「山城屋」


暖簾にずらりと書かれた木の名前が目印です。木曽五木のひとつで、水に強い性質を持つとされるサワラ(椹)材を使った桶を主に販売しています。


カフェ「四方木屋」(よもぎや)の前に咲く花が綺麗でした。


お食事処「馬籠茶屋」前の水車が目印です。


民宿「馬籠茶屋」と、お食事処「馬籠茶屋」は、向かい合わせとなっています。


馬籠郵便局です。昔懐かしい赤いポストが目印です。


槌馬屋資料館です。懐かしい囲炉裏部屋があったりその脇には、駄菓子があったり郷土料理の五平もちをほうばったりくつろげる空間になっています。 2階は 島崎藤村の父 島崎正樹(夜明け前主人公 青山半蔵のモデル)に関する資料を中心に、 正樹自筆の掛け軸、書を始め当時の歴史的資料を展示しています。


籠の持ち手ががとてもかわいい。


旅人御宿「但馬屋」は、旧中山道馬籠宿の中間あたりに位置します。


但馬屋には約120年前の囲炉裏があるそうです。


栗きんとん「川上屋」です。馬籠宿に創業元治元年(1864)老舗中津川川上屋の栗菓子の販売を40数年前より始めました。


今回の旅のお目当ては「栗きんとん」巡りです。ゲットしました‼️


清水屋資料館(200円)です。代々馬籠宿役人で、島崎家と親交が深かった清水屋原家です。


藤村直筆の書簡や資料が保管展示された資料館です。


枡形上入口です。「枡形」は敵の進入を容易にさせないための工夫です。


1905年(明治38年)の道路改修により当時の原形を消滅しましたが、その後昭和60年代になって復元されました。


水車小屋です。水車小屋内には既存の水車を利用し、平成22年3月に総務省の「緑の分権改革」推進事業を受け「小水力発電設備」が設置されています。


桝形の脇には江戸時代の夜間の街灯であった「常夜灯」があります。


枡形下入口から水車小屋までの坂道は「江戸時代に通された階段の道」と「明治時代に改修された道」が並んで通っています。


天台宗京都大原三千院ゆかりの阿弥陀堂と言われています。


馬籠宿入口まで下ってきました。江戸まで八十里半、京まで五十二里半です。




馬籠宿は、江戸時代の参勤交代で多くの人が行き交った、中山道の宿場町です。
その石畳の坂の街道は、今も江戸時代の面影が残ります。
中山道木曽路十一宿場全て行ってみたいです。