治療しながらの仕事も順調に進み、いよいよ残り数回の治療となったある日。




それは起こってしまった。




その日は午後に講演会があり、私はジャケットを着用していたのだがそのジャケットがいけなかった。




ちなみに、普段からカッチリスーツを着て仕事をしているわけではないので、職場のロッカーにすぐ着られるように「置きスーツ」している私。




だが、普段出張や参観日で着るスーツ(教員あるあるですかね?)はいいやつを家に置いておきたい。

となると、必然的に置きスーツはいつ買ったかわからないリクルート的スーツになるのだ。(私だけですかね?)

以前、このリクルートスーツを着ていたところ、職場で




「フレッシュですね!就活中って感じ!



と言われた。



このことを素直にフレッシュ&就活中=若い、と変換し褒め言葉として受け取った私は、いい気になってこのスーツを置きスーツし続けていたのである。

この発言をした同僚の罪は重い。←自分に都合のいい変換をして無理なフレッシュさを保とうとした自分の愚かさを省みるべきである、というツッコミはお控えくださいニコ




とにかく、その若い頃に買ったサイズのままのジャケットを着用した私に悲劇が起きた。




着用して30分。




なんだか右腕が重い。



右脇の下が詰まる感じ。




まさか。

これは。


 


フシュってる!?

いや、

浮腫ってる!?



自分の手でそれぞれの手首を握って確認すると、明らかに右手首が太い。




これを放っておくととんでもないことになると聞いた気がする。

(気になる方は「リンパ浮腫」で検索してみてください)




慌ててうっちーに電話をし、、、

たかと思いきや、



「まあ、なんとかなるでしょう!


とたかをくくってしばらく放置していた私は最早がん患者の風上にもおけない。




しかし、ここで登場するのが我が救世主、夫である。

「ねぇ〜、見てみて、手首の太さちがーうラブラブ

と、呑気に報告した私に、リンパ浮腫で検索した画像を見せ、私をその気にさせた夫。

すぐ電話しろ、と言われ、2日後に←オイガーン

電話し、診てもらうことになったのでした。





つづく