みなさま、あけましておめでとうございます。
本年もみなさまにとって健やかで温かい一年になりますことを心よりお祈り申し上げます。
さて、乳がん治療をしながら結婚式に臨むことを決めた私。
結婚が決まった直後からゼクシィを買いあさり、付録のキッチンタイマーや洗濯ネットなどをゲットする日々が続いた。
結婚を控えた女子といえば、そう、
ブライダルエステ
である。
契約した式場でクーポンなどをいただき、早速ブライダルエステに出かけてみた。
元々マッサージが大好きな私。
独身時代からさっちゃんとしょっちゅうマッサージを受けていた。
マッサージでツボを押されるときに息をゆっくり吐き出すとツボへの刺激がしっかりと行き渡ることを、私は既に熟知している。
しかし、小刻みに押されるとその都度息を吐き出さねばならず、なんだかマラソンランナーのような呼吸になるのが恥ずかしい。
そんなジレンマをも経験している私は、言ってみればマッサージを受ける玄人と言えよう。
エステもマッサージ程ではないが中々の頻度で通っていた私。
貧乏セレブである。
話がそれたが、ブライダルエステは痩身、脱毛など様々なコースがある。
まずはデコルテ周りの引き締めと二の腕の引き締めから取りかかることにした。
もちろん、うっちーには確認済みだ。
私:「乳がんの術後って、ブライダルエステとかはしないほうがいいですか?」
うっちー:「え?なんですか、それは?」
私:「エステです」
うっちーがブライダルエステに縁がないことが判明したところで、一応リンパ切除した右側の二の腕はやめておくことにした。
デコルテも怪しいところであるが、相談しながら受ければよいであろう。
結果、エステはとても気持ちよく受けることができ、フェイシャルまでやっていただいた。
今日に至るまで浮腫にもなっていない。
軽いマッサージ程度なら今でも行く。
エステティシャンや整体師さんに
乳がんに罹患し、リンパ節切除もしていること
さえ伝えておけばきちんと対処してくださるので心配はいらないようだと悟った。
しかし、ここで思わぬメリットに巡り合った。
抗がん剤を投与していた私は
脱毛などという不毛なエステを受けずに済んだのである。
正に怪我の功名。
しかし、今ではその頃のツルツルが見る影もないことを書き添えておこう。