BENI COVERSシリーズ、第4弾!今回は、コブクロの名曲「ここにしか咲かない花」です!

 

日英の歌詞を見比べながら歌っていると、「この曲めちゃめちゃ深いな!」と思いました!

 

日本語の歌詞には、「寂寞(せきばく)」や「燦然(さんぜん)と」や「あけもどろ」のような、日本人も知らないような難しい表現が出てきます。また比喩が多く、聞き流すだけでは内容がよく分からないため、ほとんどの人が歌詞の本当の意味を分からずに何となくメロディだけで楽しんでいたのではないでしょうか。(もったいない!)

 

自分は英語と比較するなかでそれに気付きました。日本語だけだと何となく通り過ぎてしまうことも、違う言語を勉強する中で気付くことができる。これは英語学習を通して得られる大事な副産物だと思います。

 

今回はおもしろいと思った表現、訳など3つを紹介します。さらに自分で勉強したい人のために、日英対訳で歌詞を載せています。純粋に音楽も楽しみながら、楽しく英語学習をしてください。

 

※BENI公式チャンネル(Short Ver.)

 

1.寂しさを隠すのは誰?/don't have to

When your heart can't cover up the look of loneliness

You don't have to reveal it to me

 

寂しさ隠せずにいるなら 一人になればいい

look /名/ 顔つき、表情

 

英語を理解する上で、ツッコミを入れることが大事です。ある行為(V)に対して、「誰がするの?(S)」「何をするの?(O)」「いつ・どこで・どのように・なぜするの?(M)」などと論理的に考えることが必要です。それは英語が論理的な言語だからです。「寂しさを隠すのは誰(何)?」と考えれば、「自分?」というように人を中心に考えるのが日本語的です。ですが英語ではyour heartとなっていますね。「なるほど~」と思います。こんな発想日本語ではなかなかしないですよね。おもしろい。

 

また、ここでdon't have toが使ってあるのも好きです。優しさを感じます。肯定文ではmust ≒ have toですが、主観的なmustと客観的なhave toの違いは否定文で大きく表れます。「(客観的に)~する必要なんてないよ」となります。寂しい時にこんな言葉をかけられたら泣いてしまいそうです。

 

2.比喩表現

There is something that the shadows can explain

Something so simple and so obvious that we forget

Behind the cloudy surface of it all, if we look up above

We'll see the sunshine illuminate everything we see

 

影が教えてくれるのは そこにある悲しみだけじゃない

うつむく顔を上げて 振り返れば そこにある光に気付くだろう

□so - that sv... /構文/ とても-なので…

□see A do /知覚動詞/ Aが~するのを見る

 

陰と光のコントラストを比喩にした、悲しみの向こう側に喜びがあるという表現です。こんな当たり前のことは、単純で明らかすぎて忘れてしまうものなんですね。英語の訳の方が論理的に説明しているので「そういうことか!」と気付きやすいです。落ち込んだときにこの歌詞を思い出せたら元気が出るかもしれません。

 

3.Google画像検索でイメージを大事に

So radiantly shining through the horizon as it rises high

And the wind carries this star, relive the memories

Till then I'll be waiting for you

 

燦然(さんぜん)と輝く あけもどろの中に

風が運んで星にかわる そんな日を待っている

radiantly /副/ 輝いて、きらきらと ⇒radiant /形/ (英英)shining or glowing brightly ⇒Google画像検索

□itが表しているのは…?asの意味は…?(分かる人コメントで教えてください)

relive /他動/ ~を追体験する

燦然(さんぜん)と /形容動詞/ きらきらと光り輝くさま。

あけもどろ /名?/ 南国の太陽が東の空に昇るとき、一瞬、色あざやかな光がうず巻状をなして織りなしてくる荘厳で雄大な光景をさしたもの ⇒ Google画像検索

 

クライマックスの部分です。もちろん一つ一つ単語の意味を調べれば分かるのですが、言葉でくどくど説明されても実感は湧きにくいもの。でも画像を見れば一発です!"radiant"と「あけもどろ」のGoogle画像検索を見てみてください!

 

 

こうやって見れば状況がよく分かるし、実感が湧くし、クライマックスの感動を感じることができますよね!残念ながら「燦然と」というキーワードでは画像はできませんでしたが、これに対応する"radiant"が燦然とした様子なのかなと考えることもできますよね!

 

イメージを掴むことは普段の英語学習でもものすごく大事です。文字・音だけの味気ない英語学習にならないように、Google画像検索を取り入れて、心踊る生き生きとした英語学習を楽しみましょう!

 

Thank you for reading! 

 

※歌詞(日英対訳)↓

BENI COVERS「ここにしか咲かない花」で英語学習!(歌詞 日英対訳)