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中村錦之助…希代な俳優

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京都出身

錦之助の当たり役に《一心太助》がある。
江戸っ子チャキチャキで曲がった事は『でぃ嫌い』 弱い者には優しく、威張りくさる者ならたとえ武士であろうが立ち向かっていく…

錦之助自身太助のような俳優だった。
撮影現場では端役でも裏方でも区別なく接し彼等からも『錦兄ぃ』と慕われていた。

迂闊に若いスタッフが年配の小道具担当者に乱暴な物言いをしたならば錦之助にこっぴどく叱られた


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仲間の地位保全の為に東映争議の時に《東映俳優労働組合委員長》に推されたのも証かもしれない。

映画出演本数約150本

1997年永眠(享年64歳)

久しぶりに試写会へ


昨夜は久しぶりに試写会に行った。
実話を元にした、日韓合同作品

『ザ・テノール 真実の物語』

友人の堀田眞三氏も出演。

……………

ヨーロッパで活躍していた韓国オペラ歌手べー・チェチョルがモデル。

頂点を極めようとしていた時に、彼を襲った病いの為に声帯の神経を切断、歌声を失ってしまう。

過酷な苦難を受ける彼に、一人の日本人音楽プロデューサーが手を差し伸べる…

チェチョル役に ユ・ジテ

日本人音楽プロデューサーに
伊勢谷友介


チェチョルを救う京都大学名誉教授一色信彦医師に 堀田眞三


他に
チャ・イェリョン、北乃きい、ナターシャ・タプスコビッチ 等々


10月11日から全国ロードショー。



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『宇津井 健』・・なんて知らないよ。


*敬称略

……………

82歳の生涯を閉じた。

1950年代最後の年に
『スーパージャイアンツ』シリーズ作品でその勇姿を初めて観た。
小屋は子ども達ちの熱い熱気に包まれていた。
今、観ればたわいないストーリーだったと思うが…



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新東宝の正統派の俳優として、後に頭角を表す東京タワーズの1人吉田輝雄並ぶエース候補だった。

スーパージャイアンツのイメージを上手く払拭し同会社の作品に多数出演。

生真面目な演技は
新東宝後年のエロ・グロ・ナンセンス路線には似合わない人で、宇津井には大蔵貢も魔の手を出していない。
故に万里昌代、三原葉子との共演作品でも妖艶な場面はないはず。

宇津井は社会派作品
石川達三の『人間の壁』や『松川事件』、
人間のつながり『雷電』
情愛『「粘土のお面」より かあちゃん』

等に出演。


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新東宝解散後大映に移籍し作品に出演するが…

新東宝では将来同社背負って行くエースだったが、
大映には長谷川一夫、黒川弥太郎、市川雷蔵、勝新太郎、若手の本郷功次郎等がいた。
順番から行けば7番、8番手だろうか。

ましてや外様であり解散した会社からの入社、境遇はあまり良くなかったのでは…
これは宇津井に限らず新東宝から他社に移った役者は当初は戸惑ったと思う。

が、大映に移籍した事は銀幕からテレビ界への進出には大きかった。

大映テレビ室が制作した
『ザ・ガードマン』に配下神山、藤巻、川津、中条等の俳優陣をを束ねるキャップ役で出演。
番組は人気になり、新東宝時代の宇津井を知らない人たちにも人気を博した。


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以後、山口百恵との共演シリーズや役者の台詞が長い橋田壽賀子脚本の作品に出演。

真っ正面から誤魔化す事なく、子ども相手の作品でも手を抜く事なく…
熱演された
『宇津井 健氏』に敬意を表したい。

長い間、お疲れさまでした。

合掌