†大河内傳次郎†…三大時代劇スターの一人 | shoの映画部屋

†大河内傳次郎†…三大時代劇スターの一人

【大河内傳次郎】


福岡出身
新民衆劇学校を経て第二新国劇に入る。

1925年日活に入り主演作品を相次いでヒット。
トップスターの地位を確立すると共に
阪東妻三郎、嵐 寛寿郎と並び時代劇三大スターと呼ばれた。

当たり役は数あるが、
忠次旅日記の国定忠次、
尾を踏む男達の 弁慶、
そして後年多くの声帯模写の芸人が真似た
『シェーハタンゲ、ナハシャゼン』(姓は丹下、名は左膳)の丹下左膳。

丹下左膳撮影エピソードとして、演技に夢中になり(右手は失っている)ついつい懐に隠している右手を出して殺陣をした事も。

東宝、新東宝、…東映と移り往年の貫禄を十分に示した。
最後の映画会社となった東映では、千恵蔵や歌太衛門に主役を譲り脇役に回ったが、作品の重鎮的な役柄を演じた。

全盛期の大河内を観る事は叶わなかったが、東映で脇に回って出演した作品は、リアルタイムでどうにか観る事が出来た。


晩年は敬虔な仏教信者として、京都に『持仏堂』を建てた。
広大な日本庭園を自ら設計した。

現在では『大河内山荘』として一般公開されている。

………………………………………主な出演作品

1926年
日活「水戸黄門」
1927年
日活「忠次旅日記」
1928年
日活「血煙高田の馬場」
1933年
日活「丹下左膳」シリーズ
1935年
日活「国定忠次」
1946年
東宝「わが青春に悔いなし」1952年
大映「虎の尾を踏む男たち」1957年
東映「大菩薩峠」
1961年
東映「赤穂浪士」

他、出演本数約300本